20日のショートプログラムで首位発進したザギトワが、そのままフリーでも貫禄の滑りを魅せ、五輪以来のビッグタイトルを手にした。
最終滑走に臨んだE・トゥルシンバエワ(カザフスタン)は、女子初の4回転サルコウを成功させ、224.76点で2位。カザフスタンに初めてのメダルをもたらした。
2季ぶり3度目の優勝を狙ったE・メドベージェワは223.80点で3位。トゥルシンバエワが出る前まで暫定3位だった紀平梨花(関大KFSC)はこれで4位に。表彰台には届かなかった(223.49点)。以下、坂本花織(シスメックス)が223.49点で5位、宮原知子(関大)が215.95点で6位に続いた。
紀平は試合のインタビューで、「正直、調整がうまくいってなかった」としながら、「自分を信じてやってきた」と回顧。「今からまた、来シーズンを頑張ろうという気持ちで迎えたい」と決意を新たにしていた。