新川優愛、時代劇初挑戦に苦悩!「いろんなことが初めてづくしです…」

　中村隼人、新川優愛、稲森いずみが23日、都内で行われたNHK BS時代劇ドラマ「大富豪同心」の試写会見に登場した。

　同作は、階級社会や貧富の格差を飛び越える現代的ヒーロー時代劇。同心見習いの卯之吉(中村)が、江戸で起こる数々の事件を“はんなり”他力本願で解決していく痛快物語(5月10日夜8時～NHK BSプレミアムで放送)。

　連続ドラマ初主演を務める中村は、「お話しを聞いたときは、まさかと思ってびっくりしました。原作を読ませていただくと、三味線を弾いたり、日本舞踊で踊るシーンや所作が重要な役だったので、僕にお話しをいただけたのかなと。精いっぱい答えていきたいなと思いました」とオファーを聞いた時の心境を語った。

　自身の役柄については「“はんなり”という言葉がこの役を表現していると思うので、そこをどう表現すればよいかが演じるうえで一番難しかったです。まだ撮影が残っているので、精いっぱい卯之吉という役どころをつかみながら演じていきたいです」と意気込みを語った。

　女剣士・美鈴を演じる新川は、「私は1話は1シーンしか出ていないんですけど、2話以降はちゃんと出てきますので、楽しみにしてください」とにっこり。

　「現場は男性ばかりなので、活気がすごくあって、誰かが面白いことを言って誰かが突っ込んでワハハみたいな感じです。画面からも現場の空気が伝わると思うので、楽しんでいただきたいです」と撮影現場の様子も披露した。

　人気芸者・菊野役を演じる稲森は、「こういう時代劇は初めてで、今まではお城の中にいる役が多かったので、芸者という役を新鮮に感じて演じています」とコメント。「所作の先生からトップクラスの芸者は堂々として気品があるんだと言われたので、そこを意識して演じています」と役柄に臨む心構えを語った。

　「撮影で苦労しているところは?」と聞かれた新川は、「時代劇が初めてなので、苦労というと全部です。せりふを覚えるのも難しかったり、殺陣もあっていろんなことが初めて尽くしで、どうしようってなっていたんですけど、所作の先生やみなさんが優しく教えてくださるので、少しずつ成長できているのかなって思います。撮影が残っているので、全部を出し切りたいです」と苦労を明かした。

　「共演してみて、お互いの印象は?」との問いに、稲森が「美鈴ちゃん(新川)は本当に可愛さがふわふわ～ってあふれていて、男性の袴の衣装のときも私が萌えました」と新川の印象を語り笑いを誘うと、新川も稲森に対し「綺麗だなあ～って。大人の女性で私にはないものをたくさん持っている方なので、少しでも勉強できたらいいなと思います」と印象を語り、笑みを浮かべた。