このクルマは東京オートサロン2016で大きな反響を呼び、東京国際カスタムカーコンテスト2016でグランプリを受賞した「S660 ネオクラシック コンセプト」がベースになっています。
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ホンダの軽2シーターオープンスポーツカー・S660に、ホンダアクセスが昨年9月から発売する「S660 Neo Classic KIT」を装着することでガラッと生まれ変わります(メーカー希望小売価格 1,296,000円(消費税込)※左記価格には車両本体・取付費・塗装費は含まず)
「S660 Neo Classic KIT」のボディーパーツは、樹脂にガラス繊維を練り込んだFRP製。換装後の外寸は軽自動車の規定内に収まり、歩行者保護などの安全面は保安基準に準拠します。車体寸法も変わらず、完成車重量も重くなっていません。
ベース車のホンダS660はスポーティでモダンなデザインですが、この「ホンダ S660 ネオクラシック」は丸目ヘッドライトで、かわいい小動物のような雰囲気を持っています。
ドアとガラス部分を除き後ろ姿も別物になっており、どこかクラシカルな雰囲気で、S660の元コンセプトである「ゆるスポ」により近いかも(個人の感想です)。
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早速、ハッピーを助手席に乗せ試乗してみましたが、見慣れない小さなクルマなので周囲の視線がけっこう集まります。
見た目はガラッと変わっていますが、クルマの中身はS660なので、スポーティかつ楽しく走れます。ボディ外板がFRPパネルに変更されていますが、キシミや雑音なども無く、しっかりS660の良さを引き継いでいました。
今回、ハッピーを乗せてドローンによる空撮をしてみました(1分40秒)
ワンコ用飛び出し防止ハーネスをしっかり着用、速度も20km/h以下で安全な場所で撮影。空撮ドローンはDJIファントム3を使用、車載カメラはGO PRO(HERO3+)、画像と動画はLUMIXです。
このクルマは、何年かノーマルのS660に乗った方が、さらに長く乗り続けたい時のリノベーションプランにもオススメです。
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【筆者プロフィール】礒野登希夫(Isono Tokio)
東京生まれ、栃木県在住。1977年、本田技術研究所に入社。二輪、汎用、四輪の開発と商品企画を担当。2000年頃よりペット用クルマや商品の企画も。2015年からホンダアクセスの広報担当、その後退社。20年前から愛犬とのドライブを楽しむ。