今回は、年間3000本食べる男が語る「アスパラガスの世界」と色合いと濃淡を調合して楽しむ「万年筆インクの世界」。マツコに「アスパラガスの世界」を語るのは、生産農家を営む内山裕史さん。アスパラガスは土の栄養を吸って、気候になじむまで時間がかかり、種を植えてから初収穫に至るまでおよそ3年もかかるため、時間やコストを考えると専業ではほぼ赤字だという。北海道のアスパラ農家に生まれた内山さんは、その厳しさを知っているだけに、大学を卒業後はサラリーマンになったが、東京で食べたアスパラガスの不味さに衝撃を受け、美味しいアスパラガスの安定供給と、日本一の美味しさを目指し格闘する日々だという。
そんな内山さんから、知られざるアスパラガスの基礎知識を聞いていくとともに、品種ごとの特徴と、美味しさの要となる“えぐみ”について解説してもらう。さらに、品種ごとに味が違うアスパラの食べ比べや、内山さんの奥さんが考案したというアスパラ飯、そして、いつ食べれなくなるかわからないという幻のアスパラガスをマツコが食べまくる。
一方、「万年筆インクの世界」を語るのは、万年筆インクの案内人ともいえる武田健さん。武田さんが万年筆インクに興味を持ったのは失恋したことがきっかけ。手紙に思いを書き綴ればと勧められ、鉛筆の色合いを持つインクの微妙な濃淡さ加減に心惹かれて、人生すら変わったという。以来、インクの収集と、整理、そしてライターとしても活動しながら、武田さんのオリジナルカラーインクもプロデュースもするようになったという。ユーミンの歌詞や時代小説などをイメージしてインクの色を調合するなど、武田さんが調合するテーマも面白い。番組では、マツコのオリジナルカラー作りに挑戦する。
普段は黒やブルーしかないイメージの万年筆インクが、まるで香水を調合しているかのような奥深さを見せるが、マツコにピッタリの万年筆インクの色合いとは何か?