木村拓哉、2020年新春ドラマで冷酷な警察学校教官に!
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原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』。初映像化にあたり、主人公のカリスマ教官を演じるのは、日本を代表するトップ俳優、木村拓哉。今回、これまで多くのドラマで演じてきたヒーローではなく謎に満ちたヒールに挑んでいく。脚本を手がけるのが『踊る大捜査線』シリーズのヒットメーカー君塚良一。木村とは初タッグとなる。
木村演じる教官・風間公親は、クールで落ち着いた物腰の教師であり、卓越した観察眼と推理力を備えた名探偵でもある、謎に満ちた存在。舞台となる警察学校の学生を恫喝するようなことはないが、何を考えているかが全くわからない孤高の男。学校内にある花壇で花に水をやりながら、学生の動向を鋭く観察している。「警察学校は生徒をふるいにかける場所」という考えのもと、生徒たちの深層心理に迫る。風間は、とある一部の生徒にはマンツーマンで指導にあたる。まさに修羅場ともいえる試練を与え、極限まで追い詰め、心を折ることも辞さない。風間の真の意図とは?果たして風間の指導を受けた生徒たちは、“覚醒"し、自らの本質に気づくことができるのか?
警察学校という場所がクローズアップされることも新鮮な上、その実態がリアルに描かる同ドラマ。何より厳しすぎる規律、守れなかった際の厳罰制度、絶対服従の上下関係など、そのリアルな描写は一見、前時代的とも言えるほど壮絶なため、体罰問題、働き方改革といった世論が高まる昨今の社会に一石を投じ、論争を巻き起こし得るテーマでもある。
木村は今回の風間公親役に対し、並々ならぬ思いで挑んでいる模様。クランクイン前には警察学校の所作訓練にも積極的に参加、生徒役のキャストと共に厳しい訓練と向き合った。生徒役のキャストに対し、木村は「訓練を重ね、制服に袖を通す度に、皆さんそれぞれ役における軸を確立していっていると感じます」とコメント。一方で、「風間という役は、生徒の立場からすると“睨まれたら終わり”というような、できれば距離を取りたいキャラクターなので、現場では、アンテナを張って間合いを取る必要があると思っています」と自身の演じる役柄について解説。先日のクランクインでは、「一刻も早く撮影したかったので、ようやくゲートが開いて前に進むことができるという思いです。久々にご一緒するスタッフや監督ともハイタッチさせていただいて撮影開始したのですが、非常に心地良い緊張感の中で現場がスタートしたので、すごく楽しいです 」と、気合い十分で撮影に臨んでいる。
ドラマ『教場』は、2020年新春に二夜連続で放送。
《KT》
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