蒼井：眼鏡を替えると、かっこよくなったりする。
――“恋多き女優”などとも呼ばれていますが、一番の決め手をひとつあげるとしたら？
蒼井：私を好きになってくれる男気です。一方的に私が好きになったとしても、言って頂かないと前に進めないので……。あともうひとつは、私は、山里さんのお父さんとお母さんのお二方のことがすごく好きです。山里家の一員になれるということに、もうひとつ心強さといいますか、「あっ、結婚って、こういうことなんだ」と思いました。
――指輪は？
蒼井：ないです。お断りしました。（山里が）買ってくださると言ったのですが、私は大切なものって、絶対になくすのです。年内になくす自信があったので。それだったら、何かを一緒に経験することに使ってほしいかなと。
山里：僕も芸能の仕事をさせて頂いて、指輪とかも高いものを買うと言えるはずなのですが、（蒼井は）「もったいない」と言います。それが先程、（蒼井が）「金銭感覚が似ている」と言ったところで、「好きなところに行って、楽しい時間をください」という人なので。
――2人でいるときは何と呼び合っているのですか？
山里：私はもう、生意気にも、「優」と呼んでいます。
蒼井：「亮太」って呼んでいます。
――蒼井さんには芸能界でもファンの方が多いですね。
山里：ありがたいことに、ネット上で、すごく僕らの名前が話題になって。「山里」、「蒼井」、「アンジュルム」と。2人をつないだアイドルグループがいまして、その名前がすごくて。一番気になったのは、「山里」、「蒼井」、その下に「エイプリルフール」というのがありまして。「嘘じゃないか」みたいな。それくらいみんなが信じられないことだと思います。
――浮気の心配は？
山里：ないです。
蒼井：ないです。
――“もてない芸人”の方々には何と？
山里：しずちゃんに報告したときに言ってくれたことが一番の答えになると思いますが、「真面目にがんばっていれば、いいことって、あんねんなあ」と言ってくれたのです。ブサイクだと言われて、色んな人に「気持ち悪い」とか言われて、炎上だとか色々とあったけど、その世界のことが大好きで、すごくがんばって、真面目に生きていたら、ご褒美といったら失礼かもしれませんが、こんなすてきなゴールを1個、用意して頂けるのだと。僕みたいな戦い方をしている芸人さんの希望に、おこがましいですけど、なれたかなと。蒼井さんと付き合ったということは、それくらいの自信はあります。
――交際から２ヵ月ということですが、同居は？
蒼井：同居ではないです。お互いにまだ自分の家があって。
――この2ヶ月間で、お互いの「ここは直してほしい」というところは？
山里：申し訳ないのですが、すごいのです。めちゃくちゃごはん、うまいし。一番きゅんとするのは、付き合う前にみんなで飲んだときに、ある程度の時間になったらいそいそと帰る支度をするのですよ。『どうしたの？』と聞いたら、『終電があるので帰る』と言うのです。むっちゃくっちゃ、きゅんとしません？ 生意気に山里が『タクシーに乗ったらいんじゃない？』と言ったら、『まだ時間、間に合うから』と言って帰っていく背中がむちゃくちゃいい。あと、メシが本当にうまいです。
――蒼井さんは？
蒼井：何か出した方がいいのかなと思ってずっと考えていたのですが、何もなくて。
――生活の主導権はどちらが握っている？
山里：生意気にも僕が握っています。
――今後、財布のひもは？
山里：（蒼井は）すごくしっかりしています。お買い物でも安いスーパーに行くとか。なので、お任せしたほうがいいのかな。
――先輩などに報告は。
山里：（明石家）さんまさんにお伝えしたら、「ほな、家に行くわ」とおっしゃっていました。
蒼井：私は山田洋次監督に、直接お会いするタイミングがなくてお手紙を書かせて頂きました。すごく緊張して、便せんを使い切りました。何度も書き直して。
――お子さんは？
山里：月並みですが、授かりものということでございまして、もし、来て頂けるのではあれば嬉しいなと思っています。何人でしょうね？ 来て頂けるだけでありがたいという感じです。
