ケーブルアワードは、毎年開催されるケーブルコンベンション(日本ケーブルテレビ連盟主催)に合わせて実施。原則として、審査員の選考によってえらばれるのだが、RBB TODAY賞は、審査員の入選選考に加え、RBB TODAYのオンライン読者投票と編集部審査の結果で決まる。
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業界ではIP同時送信やネットとの融合サービスが議論されるなか、あらためて放送電波のアンテナの存在に着目したメッセージが審査員や読者の目にかなったようだ。東松山ケーブルテレビ 営業課 秋元達郎氏に、受賞後の感想などを聞いた。
秋元氏(以下同):ケーブルアワード ベストプロモーション大賞に入賞したというメールを受け取ったときに、まずびっくりしました。その贈賞式でRBB TODAY賞にも選ばれたで、さらに驚いています。じつは、チラシ部門にはもう一作品、別のものも応募していました。こちらは、普通の販促のための広告で予算もしっかりつけて制作したものです。入賞もRBB TODAY賞も、そちらではなくもう1本のほうなので、余計にびっくりしています。
――「アンテナのない暮らし」というテーマで、UFOがアンテナを吸い上げていくというイラストはユニークですが、どなたが考えたのでしょうか。
小学生が描く絵のようですよね。自分と営業のもう一人で考えました。通常のチラシやパンフレットは、どうしても商品説明やサービス説明、料金など細かい情報を詰め込みがちですが、ケーブルテレビの会社というものをユーモアを込めてアピールできればと思って作りました。
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アンテナがなくてもテレビが見られるというのが、もともとのケーブルテレビの特徴です。放送電波が届きにくい難視聴地域への対策という意義がケーブルテレビにありました。
このチラシは、地元である東松山の駅に持っているうちのスペースに置くために作りました。折込で配布したり営業で説明するパンフレットではないので、とにかく目に止めてもらう、記憶にとめてもらうことを念頭において作りました。
――業界的な深読みをすると、アンテナ不要をアピールするのはセンシティブな気もします。社内的に企画を通すのは難しくなかったですか?
いえ。駅に場所があるなら何か置こうと、もう一人と勝手に始めたので、とくに問題にされることはありませんでした。
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――一般の人の声、反応はどうでしたか。
チラシを見た人や手に取った人に直接聞いたわけではないので、具体的な声はわかりません。しかし、Webの広告部門から、この広告のクリックが多かったという話は聞いています。