米倉涼子、三度目のブロードウェイ開幕で日本人初の快挙
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ミュージカル『CHICAGO』は、禁酒法が施行されていた1920年代の米シカゴが舞台。愛人を殺した悪女ロキシーは獄中生活の最中、一世を風靡したヴェルマと出会い意気投合する。そして出会った悪徳弁護士のビリーとマスコミの力を借りて裁判に挑む物語。
上演当日の劇場入り口には“米倉涼子、ブロードウェイに舞い戻る”と英語で書かれたビルボードが登場。さらに、劇場で配布されるプログラムには「世界中で成功を収めた『CHICAGO』は日本のスーパースターのリョウコ・ヨネクラを歓迎する。観客を魅了するんだリョウコ!」と激励のメッセージが添えられた。
初日を終えた米倉は、「キャストがウェルカムで迎えてくださり、いつでも力になるからと言ってくれて、本当に素敵なカンパニー」と、ブロードウェイに帰ってきたことを実感した様子。「2012年、2017年の時とは違う緊張感があって、色々な想いが今回はあった。『CHICAGO』とずっと関わっていたい。(同役を演じるようになって)気がついたら10年以上が経っているが、それだけの歳月を使って役を深く知ることができ、演じることが楽しくなってきている」と喜んだ。
コンビを組むヴェルマ役のアムラ=フェイ・ライトは米倉について「CHICAGOは人生を映し出す鏡のようなもの。毎回彼女が来るたびに良い意味で変わっていっている。自分の個性を反映させた役作りをしていて、面白くて、我慢強く、そしてにじみ出る優しさが生かされている。年齢を重ね、人生経験を積み、それも活かされて“進化”している」とコメントした。
なお、米倉は劇中の名曲「ロキシー」の録音にも挑み7月26日に世界デビューを果たすことも決定。同曲は来日ツアーに合わせて再発売される日本盤CDのボーナス・トラックとしても収録されることが発表されているので、あわせて注目。また、ブロードウェイでの出演は7月14日まで続き、その後、8月から日本公演が開幕する。
《KT》
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