宇野を取材したのは7月のオフシーズンに行われた国内外のフィギュアスケーターによるアイスショー「THE ICE」。そこではアリーナ・ザギトワ(ロシア)とのコラボといったスターの共演もさることながら、ソロの演技も見どころ。実はこれは秋以降のシーズンで使う新しいプログラムで、選手は会場の反応を見ながらプログラムに磨きをかけていくのだという。
ショーの終了後、鑑賞した元宝塚の遼河はるひが「新しいプログラムに挑戦する上でのポイント」について質問。すると宇野は「まずは恥ずかしさを捨てるところからだった」と回答。
さらにそんな羞恥心を捨てられたキッカケとして、昨年の「THE ICE」を挙げ、「コスプレを初めてして、最終日に女装をした」と回顧。「それから恥ずかしいという気持ちが薄れ始めた」とし「自分だと恥ずかしいけど、別の自分だからあまり恥ずかしくない」とも述べた。
さらに宇野は、「自分には出来ないと思いすぎずにやっていくことが必要」と、限界を決めずに新しいことに挑戦していく決意を宣言していた。