2人はこの日、永野が温め続けた数々のコントを脚本化し、さらに斎藤がプロデュースを手掛け、主演も務める映画『MANRIKI』の番宣で登場。するとここで永野が、2014年に斎藤が監督した短編映画『バランサー』の話題を持ち出した。
この作品に、カリスマ芸人の役で、ライブ会場でネタを披露している永野。だが当時は全くの無名。永野は、その時期にオファーしてくれた斎藤について、「全然売れてない僕を、『出てください』と呼んでくれた」と回顧。さらにこの劇中で、初めてブレイクのきっかけともなったラッセンのネタをやったとも明かした。
斎藤はこの時のシーンについて、計7回ほど様々なアングルで撮ったことを振り返りつつ、そのたびに永野がすべてネタを変えてくれたと告白。「一番会場が沸いたのがこれ(ラッセン)だった」と述べた。
永野は「(この後)工くんから『最終的にラッセンを選びました』(と報告を受けた)」と告げるとともに、「1年後ぐらいにラッセンでブレイクしたんで、先見の明の持ち主」と感謝。関係者の目にとまったことを暗に語っていた。
だが斎藤は「とんでもない。会場が一番沸いたんですよ」と、飽くまで観客のリアクションが良かったからラッセンを使っただけと謙遜しつつも、彼のことを
「日本にはいないタイプの天才。芸術家だと思ってます」と力説していた。