先日開催された第20回東京フィルメックス映画祭にて“観客賞”を受賞したほか、第24回釜山国際映画祭に正式出品された同作。原作は2016年本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』著者・宮下奈都のデビュー作で、2004年文學界新人賞佳作に選ばれた『静かな雨』(文春文庫刊)。監督は中川龍太郎、音楽は、『おおかみこどもの雨と雪』『未来のミライ』の高木正勝が務める。
ストーリーは、大学の研究室で働く、足の悪い行助(仲野)が、“たいやき屋”を営むこよみ(衛藤)と出会うところからスタートする。しかし、ほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。2人のラブストーリーの行方は?
解禁された予告編では、小さなたいやき屋を営むこよみと行助(仲野)が出会うシーンや、こよみを襲った事故、そして、その影響で短期間の記憶しか残らない状況に陥ったこよみの様子が捉えられている。一体、このあと2人は待ち受ける苦難をどのように乗り越えていくのか、思わず確認したくなるような仕上がりだ。さらに、原作者・宮下奈都の映画へのコメント「ふたりが暮らす温度があり、色と匂いがあり、記憶がある。とても美しくて嘆息しました」という字幕が、原作と映画を美しくつないでいる。
映画『静かな雨』は、2020年2月7日全国公開。