昨年6月、神奈川県を走行中の東海道新幹線内で、近くに座っていた女性2人をナタで襲い、さらに女性をかばおうと止めに入った会社員に馬乗りになり、ナタとナイフで何度も殺害した小島一朗被告。その決公判が18日に開かれ、無期懲役の判決が言い渡された。小島被告はこの判決に「控訴はしません。万歳三唱をします」と叫び、万歳三唱したという。
これについて太田は、「中には死刑になりたいから事件を起こす奴もいる」と言及。「それで望み通り死刑になっていいのか」と疑問。また、地下鉄サリン事件の主犯格・麻原彰晃(2018年死刑執行)が「何の精神的治療を施さないまま死刑になった」と前置きした上で、小島被告に対しても「長い間をかけて治療を施して正気というべきか、自分がどれほどの罪を犯したのか分からせることが一番望ましい」と主張。
また太田は続けて、「ご遺族の方は分からないけど、このまま死刑にしても、何も分からないまま、罪の重さも感じないまま死んでいくのも納得できない」と私見を述べていた。