大黒は2003年に一般男性と結婚。2010年から6年間、アーティスト活動を休止を休止し、婦人科系疾患と不妊の治療を並行して行っていたが、最終的には子宮全摘出の手術を受け、子宮疾患を克服した。
子宮全摘出をした後も冷凍受精卵を使った代理母出産なども試みた大黒だったが、2017年秋にはそれも断念。大黒は「今はもう全然前に行ってるから、次のことばかり考えてわくわくする2020年なんですけど、その時が人生でいちばんの挫折。自分に裏切られたっていう感覚だった」と振り返った。
別れを切り出した時の夫の反応を聞かれると、「泣いてました。どうしてそういうこというの?って」と大黒。「一緒に生きていこう」とも言われたそうだが、夫が知り合いの子供を愛おしそうにあやす姿が直視できなかったと明かし、「(夫に)幸せになってねっていった瞬間にここ(胸)にあるドロドロとしたものが浄化された気がして。私はこっちの方が向いてるんだって」と離婚を伝えた時の心境を明かした。
元夫は新しいパートナーと子どもを授かったとのことも明らかになっている。今回、番組への出演を決めた理由について大黒は「ささやかな彼(元夫)らの生活」と守りたかったからと明かし、「おチビ(元夫の子ども)は大黒摩季おばちゃんなんて知らないんだから、10年後、不倫だなんだとかで生まれたとかの記事を見たらその傷を誰が負えるんですかって思うから私が引き受けようと思った。私がハンコを押して、お互いにかわしたその日が離婚の日だから、私は不倫じゃないと思っている。普通にやわらかな恋愛をして、普通に産まれた子だから、そういう子を責めないで頂きたいので今日出てきました。一般人ゆえ、これにてそっとしておいていただければ」とお願いしていた。
また、番組では「The Rose」を生歌で披露。MCの小倉智昭から「離婚発表して歌にどのくらい影響あるのかなって思ってたけど全くないんだね」と言われると、大黒は「歌だけは悲しみとか苦しみとか痛みとか、そういうのが肥やしだから。だから宝物かも」と語っていた。