同作は、福島第一原発事故の関係者90人以上への取材をもとに綴られたジャーナリスト・門田隆将のノンフィクション作品『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)が原作。
公開された本予告映像には、全ての登場人物が生死をかけた状況に追い込まれ、感情むき出しでぶつかり合う様子が克明に描かれている。東日本大震災が発生し、“SBO(全電源喪失)”に見舞われた福島第一原発。原子炉建屋内に突入し、人の手で作業するしかないという状況のなか、佐藤浩市演じる1・2号機当直長・伊崎は、自分と共に危険な作業に行ってくれるメンバーを募るという、苦渋の決断を迫られる。
さらに、渡辺謙演じる福島第一原発所長・吉田は「そんなことも決められねぇのか本店は!現場の人間、体張ってんだよ!」と現場の作業員を代弁して本店と戦う。伊崎は、「最後に何とかしなきゃいけないのは、現場にいる俺たちだ!」と覚悟を決める。自衛隊、さらには“トモダチ作戦”を実施するアメリカ軍も登場。あの日、福島では想像もしなかったドラマが繰り広げられていたことが垣間見える、迫力の予告編となっている。
本ポスタービジュアルも、あわせて解禁。「奇跡は起きると、信じたからこそ」という言葉と、未来を守るために全力を尽くす人々の姿が映し出されている。映画『Fukushima 50』は、2020年3月6日公開。