同作は、腫瘍内科医・恩田心(松下)が消化器外科医・梶山薫(木村)とバディを組み、がんに特化した「腫瘍内科」を舞台に繰り広げるメディカル・ヒューマン・ストーリー。派手なオペシーンや病院内の派閥争いはないものの、その分、医師の苦悩を丁寧に描く。脚本家・倉光泰子の完全オリジナル作品。
第1話。心(松下奈緒)は、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医。一方でプライベートでは、事故に遭い、意識不明の夫・匠(中村俊介)を見舞う「患者の家族」という立場でもある。
ある時彼女は、自分と同じように、愛する家族の闘病と向き合う人々が語り合うカウンセリングの会に参加する。だが、その無意味さに思わず「こんなことして意味ありますか?」と言い残し、立ち去ってしまう。
ところが帰り際、自転車のタイヤに亀裂が走り、パンクしていることが判明。やむなく坂道を押していく途中、そのカウンセリング会に同じく参加し、車で帰宅途中の女性と行き会い、乗せてもらうことに。その女性こそ、別の病院から転籍し、のちにタッグを組むことになる消化器外科医の薫(木村)だった……。
この後、物語は、がんという病をめぐり、医師と患者が心を通わせ、時にはぶつかりあうヒューマンストーリーが展開していたのだが、終盤で、心の自転車をパンクさせた犯人が薫であることが発覚。恐るべき裏工作が明らかになっていく。
ドラマを見ていたネットユーザーからは、そんな木村佳乃の裏の顔に「突然のサスペンス風味」「良い意味で裏切られた」「ただの医療ドラマではないな…」などと反響が寄せられている。
一方で医事監修も、日本医科大学や、がん研有明病院、国立がん研究センター東病院といった名だたる医療機関の医師が携わっていることから、SNS上では同じ医療関係者からの評判も高いようだ。
『アライブ がん専門医のカルテ』第2話は来週16日木曜夜10時放送。