90年代、元祖「国民的美少女」と称され、「ゴクミ」の愛称で一世を風靡した後藤。そんな人気者の突然の結婚は当時、世間を驚かせた。さらに相手が現役のF1レーサーということも大きな話題となった。
後藤はその頃について振り返り、所属するオスカープロモーションの社長にアレジと結婚することを伝えたときの話を披露。あまりの突然の話に社長は最初、「いやいや久美子ちゃん、そんな、そんな、まさかそんな」と笑い飛ばしたという。
だが後藤が「いやいや社長、ほんとに家族作ろうと思ってるんで」と、はっきりその意志を伝えると、 「そうかわかった。じゃあ社長がなんとかするから」と、関係各所への調整など手を打ってくれたと述懐。
この後、後藤は96年、アレジの住むフランスへ渡ったが、もともと彼女の芸能活動にあまり納得していなかった父親の反応について阿川佐和子から聞かれると、後藤は「(父には結婚することを)言わないで(フランスに)行っちゃったんです」と告白。
その思い切った行動に阿川も驚いていたが、後藤は続けて「その2か月後にジャンの両親と私の両親と交流を持ちましょう」と、父親をフランスに招待。そこで後藤は父に「実はパパはおじいちゃんになるのよ」と告げ、自ら妊娠していることを話したという。
結婚と同時に、妊娠するという報告も同時に受けた時の父の反応について後藤は、「ニコニコしてたけど大汗かいてたかも」と笑ったが、渡仏前、父にはアレジについて「真剣につきあっている。だから受け入れてほしいという話はしていた」と語っていた。