7日から全国公開する同作は、福岡県に実在する“最恐”の心霊スポット「犬鳴村」を舞台に描くホラー。会見は「最恐」と「最強」をかけて『犬鳴村』と「全日本プロレス」がコラボし、前代未聞のプロレスリング上で行われた。
身の回りで起こる不可解な出来事の謎を追求すべく、「犬鳴村」に向かうヒロイン・森田奏を演じた三吉は「私はもともとジャパニーズホラーが苦手で、ジトーッとした怖い感じが苦手だったんですけど、オファーをいただけたことは嬉しかったです」と笑顔でコメント。
奏を演じた感想については「私は他の人が見えないものが見えたり、感じないものを感じたりする生活が日常ではないので、想像の世界でお芝居をするのが難しかったです」と苦労を語り、「この映画はただ怖いだけじゃなくて、人間としてのストーリー性も感じていただける作品になっています」とアピールした。
三吉の兄役を演じる坂東は、「(三吉の)兄には到底見えないのですが、頑張って演じました。撮影は楽しくて、めちゃくちゃ怖いシーンを撮っているのに現場は大笑いしてましたね」と撮影現場の雰囲気を明かした。
また、坂東は心霊スポットのトンネルでの撮影時に、三吉が「トンネルの上に人がいる」「何か気配を感じる」と話していたという恐怖エピソードも披露。この時の撮影について、三吉は「夜遅くから撮影をしていて、ずっと人に見られている感じがするなと思って、(トンネルの)上に照明さんがいるのかなって思って見たりするけどいなくて……」とふり返り、「でも悪い感じじゃなかったので、(霊が)見学に来てたのかなって」と明るくコメントしていた。
会見後半は、「全日本プロレス」からエースの宮原健斗、石川修司、ブラックめんそーれ、大森北斗、田村男児が登壇し、「特別スペシャルマッチ」を開催。
傍らで観戦していた三吉は、途中試合リングに呼び込まれると、ハイヒールを脱ぎ捨て、見事な「ハイキック」をレスラーの顔に決め込み、勝利を収めた。
チャンピオンベルトを手にした三吉は満面の笑みを浮かべ、宮原から「非常にフォームがきれい」「全日にスカウトしたい」「若いころにやんちゃして(蹴りを)やってたのでは」と絶賛されると、「やんちゃはしてないです」と否定しながらも、「キックボクシングをやっていたので、うずうずしちゃいまして」と笑顔を浮かべていた。