『親子で読んでほしい絵本大賞』大賞は『字のないはがき』に決定 | RBB TODAY

『親子で読んでほしい絵本大賞』大賞は『字のないはがき』に決定

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『親子で読んでほしい絵本大賞』大賞は『字のないはがき』に決定
『親子で読んでほしい絵本大賞』大賞は『字のないはがき』に決定 全 12 枚
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 JPIC読書アドバイザークラブは「第1回 親子で読んでほしい絵本大賞」の受賞作を、『字のないはがき』(原作:向田邦子、文:角田光代、絵:西加奈子、発行:小学館)に決定し、16日に贈賞式を行った。


 同賞は司書、読みきかせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、雑誌『この本読んで!』(メディア・パル)で紹介した過去1年間の新刊絵本400冊の中から、「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰するもの。

 大賞の『字のないはがき』は戦争中の、向田さん一家のちいさな妹と、いつも怖いお父さんのエピソードをつづった感動の実話。2位には飼い猫たちが、みんな持っている「名前」に憧れる、ひとりぼっちの猫のお話『なまえのないねこ』(文:竹下文子、絵:町田尚子、発行:小峰書店)、3位には絵本に夢中になってしまったオオカミの姿を描く『このほん読んでくれ!』(文:ベネディクト・カルボネリ、絵:ミカエル・ドゥリュリュー、訳:ほむらひろし、発行:クレヨンハウス)がランクイン。なお、投票結果、選考理由などは、3日発売の『この本読んで!』(2020年春号)に、大特集を掲載されている。

 贈賞式で、大賞受賞作の角田光代氏は「もし、これが向田邦子さんのエッセイの中に収まったままだったら、たぶんお子さんは読む機会がなかったんじゃないかなと思うので、本当にふさわしい賞をいただいたと思います。この本を書き終えたとき、私がちょうど51歳で、向田邦子さんが亡くなられた年齢だったことにも意味があると思いました。向田さんの仕事を残せたことを非常にうれしく思います」とコメントした。

●第1回 親子で読んでほしい絵本大賞 入賞作品
1位 字のないはがき(原作:向田邦子、文:角田光代、絵:西 加奈子、発行:小学館)
2位 なまえのないねこ(文:竹下文子、絵:町田尚子、発行:小峰書店)
3位 このほんよんでくれ!(文:ベネディクト・カルボネリ、絵:ミカエル・ドゥリュリュー、訳:ほむらひろし、発行:クレヨンハウス)
4位 かんけり(作:石川えりこ、発行:アリス館)
5位 じゃない!(作:チョーヒカル、発行:フルーベル館)
6位 おおかみのおなかのなかで(文:マック・バーネット、絵:ジョン・クラッセン、訳:なかがわちひろ、発行:徳間書店)
7位 水の絵本(作:長田弘、絵:荒井良二、発行:講談社)
8位 ぬかどこすけ!(作:かとうまふみ、発行:あかね書房)
9位 タタタタ(作・絵:りとうようい、発行:鈴木出版)
10位 おしいれじいさん(作:尾崎玄一郎、尾崎由紀奈、発行:福音館書店)
11位 ねこです。(作:北村裕花、発行:講談社)
12位 お話の種をまいて(文:アニカ・アルダムイ・デニス、絵:パオラ・エスコバル、訳:星野由美、発行:汐文社)

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《松尾》

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