【連載・テレワークツール活用術 第1回】Slack、Chatwork、Teams……数あるツールはどう使い分ければいい? | RBB TODAY

【連載・テレワークツール活用術 第1回】Slack、Chatwork、Teams……数あるツールはどう使い分ければいい?

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ツールごとに特徴や強みがある
ツールごとに特徴や強みがある 全 15 枚
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 新型コロナウィルス対策として多くの企業でテレワークが導入され、遠隔でコミュニケーションをとるためのチャットやビデオ通話ツールが仕事に欠かせない存在となった。

ツールごとに特徴や強みがある


 テレワークツールの効果的な活用方法を紹介する当連載の第1回では、主要なテレワークツールの特徴や価格、どんなケースでおすすめなのかを紹介していきたい。

Slack


Slackはチャットツールの定番


 ビジネス向けチャットとして広く普及しているツール。無料プランおよび3種類の有料プランが用意されており、無料プランの場合はファイルの送受信に使えるストレージが5GBと小さいことや、グループでのビデオ通話が利用できないといった制約がある。有料プランは、もっとも低価格な「スタンダード」でユーザー1人あたり960円/月、ストレージ容量は10GBまで利用可能になり、最大15人までのグループビデオ通話に対応する。

 チャットでは、特定のメッセージをブックマークに追加したり、設定したキーワードを含むメッセージが投稿されたときに通知するといった便利な機能も利用できる。ビデオ通話やファイルの共有に外部のサービスを使うといった工夫をすれば、無料プランでも運用できるのではないだろうか。

Chatwork


Chatworkは見やすい画面構成が魅力


 画面構成がわかりやすく、初心者でもすぐに使える国産ツール。無料プランの機能制限でもっともネックになりそうなのが、グループチャットの利用が累計14グループまでに限定される点だ。不要になったチャットを削除しても、アカウント登録時からの累計が上限に達するとそれ以上はグループを追加できなくなるので、プロジェクトごとにグループを新規作成するといった使い方の場合は、途中で有料プランへの切り替えが必要になるだろう。

 有料プランには、個人で契約できる400円/月の「パーソナル」のほか、組織単位で契約する3種類のプランが用意されている。いずれのプランもグループチャットを無制限で作成でき、14人までのグループビデオ通話にも対応。また、ストレージは「パーソナル」の場合で10GBとなる。

LINE WORKS


LINE WORKSは使い慣れたLINEに近い操作感


 LINEのビジネス版サービス。おなじみのLINEの画面構成を踏襲しているので、新しいツールに抵抗のある人でも受け入れやすい。同じ組織のユーザー同士でやりとりするだけでなく、LINE WORKSを使っている他の組織のユーザーを含めたグループを作成することも可能だ。

 無料プランの場合は、グループビデオ通話ができないことや、ファイル共有のストレージが5GBに限られるといった制約がある。有料プランはもっとも低価格な「ライト」で1ユーザー360円/月、ビデオ通話は最大200人まで参加できる。また、LINE WORKSのアカウントから通常のLINEのユーザーにメッセージを送ることもできるので、LINE WORKSを利用していない社外の人とLINEで業務連絡をとる場合に、個人のアカウントを使わずにすむ点もメリットだ。

Skype


SkypeはURLから会議に参加できる新機能も追加


 最大50人までのグループビデオ通話を無料で利用でき、通話の録画にも対応する。「メッセージング」とよばれるチャット機能も備えているが、チャット内でやりとりしたファイルの保存期間が30日間に限られるため、後で必要になるものはダウンロードして保管しておく必要がある。

4月上旬に追加された新機能「Meet Now」では、ワンクリックでミーティング用のURLを生成し、Skypeアカウントがなくても簡単にビデオ通話に参加することが可能になった。

Microsoft Teams


Microsoft Teamsは大規模なオンラインセミナーにも対応


 Skypeの企業向けにあたるツール。ユーザー1人あたり2GBのストレージを利用できる無料版のほか、1TBのストレージがついた650円/月の有料プランや、Officeアプリケーションとセットになった1,630円/月の「Office 365 Business Premium」(4月22日以降は「Microsoft 365 Business Standard」)も用意されている。

 ビデオ通話は最大250人が参加でき、通話の録画にも対応。セミナー形式の「ライブ イベント」は最大1万人の参加が可能だ。会社ですでにTeamsを利用可能なOffice365のプランを導入している場合は、これを使うのがもっとも賢明だろう。

Googleハングアウト


ハングアウトはGoogleアカウントがあればすぐに利用できる


 Googleが提供するチャットおよび通話のツール。ブラウザやアプリから無料で利用でき、グループビデオ通話は10名まで対応。チャットは、送受信できるファイルが画像ファイルに限定されるため、書類などのやりとりには外部のオンラインストレージを使うなどの工夫が必要になる。

 また、Googleのビジネスサービス「G Suite」を利用している企業なら、チャットツール「Hangouts Chat」および、ビデオ通話ツール「Hangouts Meet」を利用可能だ。個人ユーザー向けのハングアウトも、2020年6月以降にこの2つのサービスに移行予定だと発表されている。

Zoom


Zoomは参加の手軽さが魅力


 URLにアクセスするだけで会議に参加できる手軽さが魅力のツール。無料プランの場合、グループビデオ通話が1回40分までに制限されるため、長時間の会議を行う場合は、ホスト(管理者)が2,000円/月の有料プランに加入する必要がある。ビデオ通話は最大100人まで参加可能。チャットは通話中に参加者同士のディスカッション用として使えるものに加え、他のツールのチャット機能と同様にグループを作成したりファイルを送受信したりできるものも用意されている。

 なお、Zoomはセキュリティの問題点も指摘されているが、最新のアプリを使うことや、ホストが承認した参加者だけが会議に参加できる「待機室」を利用すること、不用意に会議URLを拡散しないことや、機密情報はやりとりしないといった対策によって、安全性を向上させること可能だ。

 自宅から円滑に仕事を進めるために欠かせないテレワークツール。特徴や強みを理解することで、より効果的な活用が可能になるはずだ。

《酒井麻里子》

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