期間中最も売れたのが、アンジャッシュ渡部建の不倫を報じた6月18日号(41万9265部)。続く2位が森友事件で自殺した財務省職員の遺書全文を公開した3月26日号(40万8249部)。そして、3位が「黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」を報じた5月28日号(35万9560部)で、いずれの号も「完売」という結果になった。
月別の実売部数では多くの書店が休業した4月期も100.4パーセントで乗り切り、5月期111.2パーセント、6月期112.9パーセントと好調を維持した。
また、新型コロナ自粛期間中、書店での購入が難しい時期があったことなどから定期購読が増加。1月からの新規の定期購読契約数は7000部を超えて、1万2000部に迫る勢いとのことだ。
加藤晃彦編集長は「今期はコロナ禍にもかかわらず、多くの読者の皆さんに『週刊文春』をお読みいただいたことに感謝しております。特に、4月7日に緊急事態宣言が発出され、書店が休店となる中で迎えた4月16日号を、いつもと変わらぬ数の読者に買っていただいた感動を忘れることはできません。下期も、素晴らしいスクープ、連載、グラビアをお届けできるよう編集部一丸となって精進いたします」とコメントしている。