まずは、絶滅に瀕したパンダの個体数を増やし、野生の中で繁殖させることを目的とした「成都ジャイアントパンダ繁殖研究施設」。この春も可愛い赤ちゃんが誕生している。今回は特別な許可の下で取材が実現。非常に難しいとされるパンダの出産。卵1個分の重さで生まれた超未熟児パンダの成長と、そこから繋がった奇跡の命に迫る。
次に、先端技術を駆使して、動物が本来生息する環境を再現するスイスの「チューリッヒ動物園」へ。動物園で大人気のスポット・巨大プールに突如現れたのは、日本人も大好きなあの動物。少し意外なこの動物園のモットーが、動物たちの暮らしや繁殖に影響を与えていた。さらに、近年、気候変動によってその数を急激に減らす「野生絶滅種」。以前番組では、絶滅危惧種を多く飼育し、動物たちのノアの箱舟といわれる「シンガポール動物園」を取材した。今回は、オランウータンをはじめ動物たちの現在の様子を見ていく。
最後に日本の動物園を取材したのは、動物園好きのミステリーハンター・副島淳。36万平方メートルもの敷地に100種類1000頭羽の動物たちが暮らす野生の王国「群馬サファリパーク」では、副島が男としての生き方を学んだという動物に遭遇。一方、東京の多摩動物公園ではこの春、2頭のキリンの赤ちゃんが誕生。動物園で当たり前のように会えるキリンだが、その歴史を探っていくと、日本とキリンに秘められたいくつもの驚きの発見があった。