同ドラマの主人公は、東京中央銀行のバンカーとして活躍していた半沢直樹(堺雅人)。2013年に放送された前作で、大和田常務(香川照之)の不正を暴き糾弾したことが原因となり、中野渡頭取(北大路欣也)から、子会社である東京セントラル証券へとまさかの出向を命じられていた。


こうして出向先の東京セントラル証券・営業企画部長となった半沢だが、扱う金融商品企画はどれも銀行時代とは比べものにならないほど小さなものだった。加えて、親会社の銀行からは不良案件を押し付けられる始末。さらに、銀行からの出向組に対するプロパー社員たちの不公平感は根強いものがあり......。




一方、大和田は、敵対していたはずの中野頭取派に転身、保身のために組織を利用し、新たな地位を築いていた。さらに、大和田の忠実な部下である証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助)もまた、“半沢潰し”を目論んでいた。そんなある日、東京セントラル証券に大型買収案件が舞い込む。「銀行を見返せ!」と大規模買収に沸き立つセントラル証券だったが......。