第1話。かつて東京中央銀行の銀行員として鳴らした半沢直樹(堺)は、子会社である東京セントラル証券に出向。営業企画部長として証券といった金融商品などを手がけているが、扱う規模は銀行時代とは比べものにならないほど小さなものだった。
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そんな中、舞い込んできたのが、IT業界日本第3位の通信事業会社「電脳雑伎集団」から持ち掛けられた、超大型案件だった。日本国内での検索エンジンシェア1位のIT企業「スパイラル」を買収するためのアドバイザーになってほしいというのだ。
半沢は「これはセントラル証券が大きく飛躍するためのチャンス」と依頼を引き受け、2週間後、叩き台となる買収案を携えて「電脳-」にかけあうも、なぜかいきなり「アドバイザー契約の件はなかったことにさせてもらう」と断られてしまう。
一方、東京中央銀行で証券営業部・部長を務める伊佐山泰二(市川猿之助)は、かつての苦い過去を思い出していた。次の頭取候補と目されていた大和田暁元常務・現取締役(香川照之)が、半沢との対立によって失脚したあの“事件”だ。
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師とあおいでいた大和田が求心力を失い、自身も狙っていた役員への道が絶たれたことで、その首謀者である半沢を未だに恨んでいる伊佐山。「あいつのせいで… あの土下座のせいで何もかもがブチ壊しだ!」「半沢だけは、ぜってえに許さねえ。セントラル証券はおろか、世界の果てまで追い落としてやる!」と、半沢の失墜に燃える。
そして後日、半沢に驚きの事実が告げられる。伊佐山が、半沢の人事部への異動を申し入れたというのだ。ピンチに追い込まれる中、半沢はその伊佐山に運悪く遭遇。彼から、「どんな地方に飛ばされるかな~? なんなら俺がフォローしてやろうか?」「異動までの残り少ない時間を、せいぜい頑張りたまえ!!」などと、皮肉たっぷりに、なじられる。だがこのあと急転直下、半沢の新たな逆転劇が幕を開ける。
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ネット上では、2013年の前作を上回る痛快さと、半沢の猛攻撃に話題沸騰。「続編を待ちに待っていた分… お話の面白さ倍返しだぁぁ!!」「興奮しすぎて寝れん」「わたしもメンタル半沢直樹になりたい」などなど絶賛の声がやまず。
また視聴率も22,0%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)と前作の初回で記録した19,4%を上回る好スタートに「今世紀No.1視聴率ドラマ」「半沢直樹の視聴率がすごすぎてワロタ」「ドラマ氷河時代に10%越えれば御の字なのに」など、ユーザーも驚きを隠せなかった。
次回。半沢は部下の森山雅弘(賀来賢人)と奔走し、買収プラン却下の真実にたどり着く。だがそこには卑劣な新たな罠が仕掛けられていた……。『半沢直樹』第2話は15分拡大版で、26日放送。