清原和博、薬漬けの孤独生活・うつ病回顧…現在の目標は高校野球の指導者 | RBB TODAY

清原和博、薬漬けの孤独生活・うつ病回顧…現在の目標は高校野球の指導者

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清原和博 (Photo by Junko Kimura/Getty Images)
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 清原和博が、28日放送の『ザ!世界仰天ニュース 2時間SP』(日本テレビ系)に出演。覚醒剤に溺れた日々や逮捕当日の心境など全てを激白した。


 現役引退後、心の喪失感を埋めるために夜の繁華街へ繰り出したという清原。そこで飲み屋で知り合った男から「これをやったら、憂鬱なんて吹っ飛びますよ」と言われ、たった一度のつもりで覚せい剤を摂取。以降は「これが最後」と思いながら量も増え、周囲に悟られまいと人間関係を断絶。その孤独を紛らわそうと、さらに薬物に頼っていったという。

 2016年2月、清原は覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕。だが、彼は薬物を使った直後だったため、逮捕されても「現実なのか幻覚なのかよく分からないような感じだった」という。勾留されて2日、彼は薬の禁断症状よりも「なぜ薬物に頼ってしまったのか」と不安の気持ちでいっぱいだったと語った。

 薬物をやめて数か月後、激しいうつの症状が表れたという清原。朝も昼も分からない状況で1日1日が過ぎていき、また「自分に生きてる価値があるのか」と自己嫌悪に陥ったという。逮捕から約4か月後、彼に懲役2年6か月、執行猶予4年という判決が下された。そのころは毎晩のように悪夢にうなされ、うつ状態も悪化。毎日死にたいと思っていたという。

 そんなとき、清原を心配した弁護士からある医師を紹介される。医師は「あなたは重度の薬物依存者です」と宣告。「薬物依存を治す薬はない」とのアドバイスを受け、カウンセリングや同じ薬物依存で苦しむ人たちとのグループミーティングに参加していったという。

 逮捕から3年。厚生労働省主催の依存症啓発イベントで、自分の経験を話してほしいと依頼された清原。だがその前日、故郷・大阪の母が心不全で他界した。病院に駆けつけるも間に合わなかった彼は、母の手を握りながら「ごめん」と詫びたという。

 2016年2月2日に逮捕されて以来、毎年2月2日になると気持ちが落ち込み、激しいうつ症状が出ていたという清原。だが今年の2月2日、元妻の亜希さんから1通のメールが。そこには、バッティングに悩んでいたという二男が、試合で初めてランニングホームランを打った映像が添付されていたという。

 現在、彼は依存症に苦しむ人の手助けをする「依存症予防教育アドバイザー」という資格の取得を目指しているという。さらに高校野球を指導する資格を取ることも目標にしていると明かした。インタビュアーの久野静香アナが「今は何をしているときが楽しいですか?」と聞くと、彼は「今ですか? 正直、息子からLINEが来たときですかね」と語っていた。

《杉山実》

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