甲斐(織田裕二)のもとに1枚の訴状案が届いた。差し出し人は、甲斐と因縁深い弁護士・富樫文弘(高嶋政宏)。富樫の呼び出しに応じた甲斐は訴訟の話を切り出される。それは、コースタルの自動車に乗っていた運転手が事故死した件だった。遺族はボンネットの欠陥を疑っていたが、コースタルと代理人弁護士の甲斐は、欠陥はないと主張し勝訴していた。しかし、富樫はコースタルが重大な事実を隠ぺいしていたとして、損害賠償請求を行うと同時に、それに加担した甲斐も訴えると言い放つ。
同じころ、大輔を貸してほしいと上杉(吉田鋼太郎)から指示された蟹江(小手伸也)は、見栄を張った結果、大輔が自分の案件を手伝っているとうそをついてしまう。辻褄を合わせるために、さっそく甲斐に大輔を借りたいと申し出る蟹江。甲斐は、大輔が真琴との別れから立ち直っていないことを知ると「失恋の傷は仕事で癒せ」と言って蟹江に貸し出すことになる。