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大石さんがメインで使用しているのは、10コアの27インチiMac Pro。今年初めに16インチMacBook Proを購入したときには使用機材をそれ1本に絞ることも考えたものの、レンダリングの速さなどの面でiMac Proに優位性があることから環境を再構築。自宅での動画編集にはiMac Pro、ライブ配信用などのサブ機としてMacBook Proという使い分けに行き着いたとのこと。それに加えてiPad Proもデスクに常設しておき、Macのサイドディスプレイとして使うことが多いと話す。
また、ディスプレイにはLGの湾曲ディスプレイを導入したものの、解像度の面で不足感があったことから、現在はiMac Proの5K Retinaディスプレイを使用していると試行錯誤の過程を語っている。そのほかに、ボタンをカスタマイズしてアクションを設定できるロジクールのマウス「MXMaster3」や、Macアプリから明るさなどをコントロールできる動画用ライトの「Elgato key light」、手頃な価格のIKEAのオフィスチェアなども紹介している。
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製品レビュー動画も多数公開している大石さん。撮影機材では、6Kでの撮影が可能なBlackmagic Design社の動画カメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K」のマニアックなレポートも。編集の幅の広さが魅力の同社独自のファイル形式「Blackmagic RAW」で夜のサンフランシスコを撮影し、6Kから4Kに書き出した動画を公開している。
はじめての BMPCC6K!夜のサンフランシスコをBRAWで
さらに、ユニークなiPhoneアプリも紹介。「Doubletake by FiLMiC Pro」は、iPhoneの2つのカメラを同時に使って撮影できる動画アプリ。Xs/XR以降の機種に対応している。画面を分割してそれぞれの映像を映す「分割モード」のほか、2つのカメラの映像を個別のファイルとして保存できるモードも用意されており、一眼レフにはできない表現が可能になると魅力を語っている。
iPhone をマルチカム化できるアプリついに出た!DoubleTake by FiLMiC
大石さんはこのほかにも、iPad Proなどの機材解説や、イベントレポート、ライブ配信のハウツーなど幅広い動画を公開している。そして、サンフランシスコからニューヨークに引っ越すことも発表。新天地での動画にも注目したい。