同作は、戦時下の科学者の苦悩を描く青春群像劇。第二次世界大戦末期、京都大学の物理学研究室に、海軍からある密命が下される。それが、敗戦が濃厚な日本の戦局を変える、新型爆弾を作ることだった。
同大の学生で科学者の卵である石村修(柳楽優弥)も、教授の指導のもと開発にいそしむ。その頃、修の弟で、陸軍の下士官として戦地にいた裕之(三浦さん)が、肺の療養のため帰ってきた。軍服に身を包んだ彼は、「ただいま戻ってまいりました」と、皆の前であいさつする。
裕之は前線にいた壮絶な体験も口に出さず、家族の前でやさしく振る舞う。また甲斐甲斐しく働く幼馴染の世津(有村架純)に「ええ嫁さんになったのう」となどと冗談を飛ばすのだった。そんなある日、彼らは3人だけで海に出かける。裕之は修に、「この国は、瀬戸際におる。お母さんを頼みます。国家ますますの発展のため頑張って下さい!」と伝える。だが翌日、目を覚ますと、彼の姿はなかった。
戦争に翻弄される若者を好演した三浦さんに対しSNS上では「戦争を知らない私たちに戦争への想像力を届けようとした彼の思い受けとりました」「戦争の悲しさむなしさをとても丁寧に描いている作品でした。 春馬さんもありがとう」「春馬くんの、魂を注いだ演技を見られてよかったです」と感動の声が。
また、先月18日に亡くなってからまもなく1か月。「春馬くんに会えた 見られて嬉しい。悲しいけど」「春馬くんは、もういないよ… でも春馬くんは、これからも私の心の太陽だよ」など、ファンは様々なメッセージを寄せていた。