7月に発表された「2020年上半期ブレイク女優ランキング」(オリコン)で、10代から50代まで幅広い世代から1位を獲得した上白石。この日の画面左側に表示されたサイドテロップには、1月クールの主演ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(同系)にかけて、「無敵の笑顔! 22歳の快進撃はどこまでも」と銘打たれた。
同番組では、そんな彼女の多忙な日々を密着取材。ゲストとして呼ばれた月9ドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)の撮影に臨んだ際には、モニターでの演技チェックはあまりしない主義ということが判明。理由として彼女は「監督は(その演技を)良いと思っているかもしれないのに、自分の中で変えてしまう権限はないから」と語った。
秋に公開が予定されている海外アニメの吹き替えテストでは、スタッフから「歌わされているような気がする」「ちょっと疲れが出てる」などと指摘を受けた上白石。ショックだったのか帰りの車中でマネージャーに少し愚痴をこぼし、その後、振る舞ってもらったお寿司をほおばり笑顔に戻る場面も。
ミュージカルの稽古では、3時間経っても彼女の出番が来ないまま終わろうとしていた瞬間、KinKi Kids堂本光一と井上芳雄の計らいで、歌う時間を特別に与えてもらうなど、人々から愛されていることが分かるシーンもあった。
そんな彼女は将来のプランとして、「子どもを産んでもナレーションはずっとやりたい。ブースの外で赤ちゃんを抱っこしてもらってでも、ナレーションは大事な時間」と語った。そこで今回、ナレーション原稿の一部分を彼女本人が担当することに。自分自身が映る画面に、「ファンの年齢層が驚くほど幅広いこと。それもまた、上白石の特質だろう」などと声をあてた。このように取材対象がナレーションするのは番組史上初のことだという。
SNS上ではそんな粋な演出への驚きの声ととにも、彼女の人柄について「萌音ちゃんを好きになれて良かった」「いつもたくさんの笑顔をありがとう。あなたのその笑顔で救われています」「演技も歌もお上手だけど、愛され上手」といった声が寄せられている。