同作は、『君の膵臓をたべたい』などのヒットで知られる作家・住野よるによる青春サスペンス。人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢亮)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲花)は、「世界を変える」という大それた目標を掲げ、秘密結社サークル「モアイ」を創設。しかし、秋好は“この世界”から、いなくなってしまう。秋好亡きあと、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がってしまう。秋好が叶えたかった夢を取り戻すため、田端は親友や後輩と手を組みモアイ奪還計画を企む。
『青くて痛くて脆い』(角川文庫)は、週間売上2.1万部を記録し、作品初の1位を獲得した。