清原果耶、初主演映画の初日を迎え感動「本当に奇跡ですよね」
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迷える少女の不思議な出会いと成長を、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞『新聞記者』の監督・藤井道人が映像化。今作が映画初主演となる清原は、隣の大学生・亨(伊藤)に恋心を抱く14歳の少女・つばめを演じる。
清原は「皆様、映画を見終わった直後ということで、どんな気持ちでどんなお顔をされているのだろうと、まじまじと席を見てしまいました」と述べ、「映画、どうでだったでしょうか……?」と控えめに尋ねると、劇場に集まった観客からは拍手が沸き起こった。
すると清原は「ありがとうございます」と安堵の表情を浮かべ、「本当に奇跡ですよね。自粛期間を超えて、今日初日を迎えられることの有難みを、今ここに立って実感しました。感謝しかないですね」としみじみ。清原の印象について、伊藤は「撮影当時17歳でしたよね。本当に大人過ぎてびっくりしました。僕が17歳の時はこんなに落ち着いて現場にいなかったなと思いました」と説明した。
劇中でつばめが書道教室に通っていたことにちなんで、毛筆にてしたためた「宇宙一心に沁みる言葉」を紹介する際、清原は「初日」と揮毫した墨書を披露。「今日を迎えられて良かったと心から思っていて、今日がないとこれからが始まらない大事な日でもあるので、“初日”と綴らせていただきました」と解説した。
さらに、つばめの前に現れた謎の老婆・星ばあを演じた女優・桃井かおりからのビデオメッセージが紹介される場面も。桃井は「大人になると何でもできるようになる」という星ばあの台詞を引用した上で、「年を食うことはこれからこじゃれたことになります。皆さんしぶとく生きましょう」と呼びかけた。
このメッセージに対し、清原は「しっかり日々を過ごして大人に近づきたいです。今18歳なのですが、大人と子供狭間にいる感覚がものすごくあるので、地道に地道に豊かな大人になれるよう頑張りたいです」とコメント。
清原は桃井との共演について「毎日が宝物のような日々でした。桃井さんはものすごくたくさんの愛を持った方。監督と桃井さんが話されているのをちょっと離れたところから見ていて、こういうアイデアの出し合い、作品の作り方ができる女優さんになりたいですし、かっこいいなと思いました」と振り返った。
映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」は9月4日、全国公開。
《こじへい》
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