今年、新型コロナの影響で春夏連続中止という苦渋の決断を迫られた高校野球。幼い頃から甲子園に憧れ、苦しい練習に耐え、高校生活のすべてを野球に捧げてきた球児たちのショックは計り知れない。彼らは甲子園のない夏をどのような思いで過ごし、高校野球にどう決着をつけたのか?
彼らの言葉に耳を傾けるのは、小説家・早見和真と映画監督・森義隆。二人は元高校球児で、早見は神奈川県の強豪校、桐蔭学園野球部出身。補欠部員として甲子園の地を踏んだ。
番組は、早見が球児を取材し、その様子を森が撮影する形で進行。甲子園出場経験のある早見が、甲子園を目指した者にしかわからない球児たちの本音を引き出し、「高校野球とは何か?」を深く考えさられる思索紀行になっている。ナレーターは安藤サクラが務める。
『甲子園のない夏』(NHK BS1)は、14日(月)21時より放送。