Yae、母・加藤登紀子を「小さい頃、歌手だと思っていなかった」 | RBB TODAY

Yae、母・加藤登紀子を「小さい頃、歌手だと思っていなかった」

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加藤登紀子、Yae【撮影:こじへい】
加藤登紀子、Yae【撮影:こじへい】 全 5 枚
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 シンガーソングライターのYaeが29日、都内で20周年記念アルバム「On The Border」のリリース記者会見を実施。会見には、同作のプロデュースを務めた、母で歌手の加藤登紀子も駆け付けた。

 加藤がYaeのプロデュースを務めるのは今回が初。シンガーソングライターとしてのキャリアを「自分自身を探す旅を始めたような気がする」と振り返ったYaeは、「20年が経ってまた改めて原点に戻ろうと思った。『私を産み落とした人は誰だ?』というところまで自分のルーツをさかのぼっていくと、ここにはやっぱり母という存在が欠かせない。今回の20周年のアルバムのプロデュースを、私のほうからお願いしました」と明かした。また、「三姉妹の次女で一番反抗期が長く、『歌手だけにはならないぞ!』と思っていました。でも、自分探しをしていくうちにこの人の影響を受けているんだと改めて感じました」と、母への想いの強さをうかがわせた。

 加藤は「私自身、常に時代の変わり目を生きてきたと思います。常に『On The Border』だったんです。常に岐路に立たされながら自分の道を歩んできたという想いがあるので、Yaeのほうから『On The Border』という曲が出来た時はちょっとびっくり。やっぱり親子なのかな」と微笑んだ。

 母のボーカルディレクションについて、Yaeは「とにかく難しかった。『ここは歌手じゃないように歌ってね』とか言うんです。それを理解するまでちょっと時間が必要でした」と本音を吐露。さらに、幼少期を述懐し「実は登紀子のことを小さいとき、歌手だと思っていなかったんです。『この人、何をしている人なんだろうな』と。もちろん、歌も歌うんだけれども、本を書いたり、書を書いたり、器を作ってみたり。あらゆることが加藤登紀子なんですよ」と説明していた。

 「On The Border」は、Yae作詞・作曲による2曲と、加藤の日本語訳で歌った世界各地の名曲など計13曲を収録したコンセプトアルバムで、10月7日にリリースされる。

《こじへい》

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