週刊ヤングジャンプで表紙を飾り、オーディションに参加するまでは見せたことがなかったという水着姿も注目を浴びている。
今回は優希にインタビューを行い、サキドルエースに出場するまでの覚悟、今後の活動、将来の夢について語ってもらった。
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――サキドルエース総合1位を獲得した心境からお願いします。
とても嬉しかったです。最初は信じられなかったのですが、今は、やり遂げた達成感があります。サキドルエースをキッカケに色んなことに挑戦できたらと思います。
――結果を知ったときはどんな様子だったのでしょう。
週刊ヤングジャンプの誌面で発表だったのですが、「ホントですか?」と驚きました。でも、嬉しくて、すぐ両親に連絡をしました。
――表紙に自分の写真が載っているのはどんな感覚?
不思議な感覚でした。コンビニに自分がいるんですよ。「わあ!」と思いました。コンビニでは店員さんに気づいて欲しくて3冊買って、自分の顔が上になるようにしてレジに置いたのですが、気づいてもらえなかったです(笑)
――サバイバルバトルで一番、大変だったことは?
1週間、LINE LIVEで配信をやって、合計ポイントを競ったのですが、そのときは、朝から晩まで配信をやったりしていました。きつかったというよりは、頑張ったなと思いました。「純情のアフィリア」のメンバーも別の場所からリモートで配信に参加してくれました。ファンの方も、ずっと見に来てくれました。
「純情のアフィリア」からは私で4人目の出場で、これまで一度も結果を残すことができていなかったので、「アフィリアからまた出るんだ。今まで勝てていないから、どうかな?」との声もありました。それがすごく悔しかったので、「やってやったぞ!」という気持ちです。
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――サキドルエースでは水着姿も披露されましたね。
水着での撮影は今回のサキドルエースが初めてだったので、ファンの方はびっくりしたと思います。加入当時から「水着は絶対にやらない」と言い張っていたので、出場するときも、「クロエが出るの?」と驚いていました。
――今回、出場を決めた思いを教えてください?
コロナでライブやイベントが中止となり、グループの活動も止まってしまいました。そんな期間だったのですが、雑誌媒体のサキドルエースなら「純情のアフィリア」の名前を発信していくことができると思いました。注目度の高い企画で、グループのメンバーも協力してくれると言ってくれたことも後押しになりました。「純情のアフィリア」としても、もっと上に行きたいし、自分も何かを変えるキッカケがほしかったので、覚悟を決めて、出場することにしました。
――結果、見事総合1位を獲得し、水大きな注目を浴びています。今後、“サキドルクイーン”としてやってみたいことは?
可愛いスタジオをゴシック調に統一してグラビアを撮ったり独自の世界観で表現したりする方もいらっしゃるじゃないですか。そういう撮影はしてみたいです。もともとコスプレイヤーだったので、世界観を作りこんだ撮影は好きです。グラビアは女性が見るイメージはあまりなかったのですが、今回は女性の方も結構、見て下さったので。
――コスプレはいつからやっているのですか?
高校生のころからコスプレはやっていて、コミケに出たりしていました。今は、対戦型格闘ゲーム「GUILTY GEAR -STRIVE-」のオフィシャルアンバサダーとしてオフィシャルコスプレイヤーをやらせて頂いています。好きでやっていたコスプレが初めてお仕事になりました。「コスプレをやっていて、よかったな」と心から思いました。
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――コスプレの撮影と、グラビアの撮影は違いましたか?
違いました。コスプレは原作の世界観を研究してポーズを決めたりします。モデルもやらせて頂いているのですが、モデルだと洋服やアクセサリーなどを見せるためにポーズを決めます。グラビアは、原作の世界観や洋服の見せ方などではなく、体のラインなど自分そのものを見せるのだなと思いました。初めて水着撮影に挑戦してみて、グラビアは「体をちゃんと作らないとダメなのだな」ということに気がつきました。
もともと洋服が好きで趣味でデザインを考えたり、コスプレの衣装を自分で作ったりもしていました。「純情のアフィリア」の衣装も一着デザインさせて頂いたのですが、そのときに自分が手掛けたデザインが初めて形になりました。
――アニメ、ゲーム、エンターテイメントなど、それぞれのオタク(Geeks)に“好き”を届けるブランド「R4G」(Respect for Geeks/オタクへのリスペクトという思いが込められている)で「優希クロエ FAN PROJECT produce by R4G」も始まりますね。
はい。「R4G」さんとのコラボレーションで私がデザインを手掛けさせて頂くブランドが来年、誕生します。クリエイトに興味があったので、お話を頂いたときは嬉しくて泣きました。私のこだわりや趣味を盛り込んだ世界観を企画中で、普段から着ることができるデザインにさせて頂こうと思っています。性別はフリーで、男性でも、女性でも、着ることができるように考えています。最近、自分の中でシンプルがブームなので、シンプルさをベースにし、クロエブランドでトータルコーディネートできるよう、Tシャツ、パーカー、バッグ、帽子、マスクなど色んな展開を考案中です。
――活動の幅がどんどん広がっていきますね。将来的にやってみたいことは?
自分でデザインした洋服を、自分で着てモデルをして、アパレルブランドをプロデュースしてみたいです。ファッション雑誌の誌面でモデルもやりたいです。女優をやるモデルさんも多いのですが、私も女優に挑戦して、モデルもやるし、女優もやるというようにマルチに活躍していけるようになりたいです。
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――10月18日には、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)さんと共に池袋発の最新ムーブメントを生み出すドキュメンタリー番組「田村淳が豊島区池袋」(テレビ東京系)にて地上波に出演されました。ご自分をテレビの画面で観て、どうでしたか?
嬉しかったです。最近、嬉しかったことが多いのですが(笑)、収録中は不思議な感覚で、「本当に地上波でオンエアされるのですか? 私が出るんですか?」と思っていました。放送を観たら、ちゃんと映っていて、今後も頑張ろうと思いました。ファンの方も喜んで下さりましたし、「テレビで見て可愛いと思ったのでフォローしました」という方もいて、「やったー」って思いました。
――11月21日から待望のライブツアーとなる「純情のアフィリア ワンマンツアー2020『RE:QUEST-君と魔法のエトランジェ-』」が始まります。
ツアーは今年中にできるとは思っていなかったので、嬉しいです。動員数を制限したりはすると思いますが、その中でも、ライブの熱量や盛り上がりを出せるステージをしたいです。コロナ期間を経験したことで、改めて、「1回、1回のライブを大切に頑張らなきゃダメだ」と思いました。サキドルエースに挑戦してみて、遠方に住んでいてライブに来ることはできないけど私のことを応援してくれている方はたくさんいるのだということに気づくことができました。ライブツアーでは、遠方のファンの方にも感謝を伝えたいです。