11月13日に26歳の誕生日を迎え、劇団では最年長という立野にインタビューを行い、カレンダーの撮影や今後の活動の抱負を聞いた。
――カレンダーが完成した心境からお願いします。
完成したカレンダーを観たときに、買って下さった方が私と一緒に2021年を楽しく過ごせるような作品になったのではないかなと思いました。初めてカレンダーを出すことになって、自分でもどんな感じで撮るのかなと思ったのですが、季節に合わせて浴衣も着させて頂き、楽しい撮影になりました。今年からグラビアを始めさせて頂いたのですが、雑誌では水着のカットが多かったです。浴衣などを着る機会が撮影ではあまりなかったので、すごく新鮮でした。
――グラビアに挑戦してみてどうでしたか?
正直、あまりスタイルに自信がなかったのですが、いざやってみたら、「あれっ、楽しい!」と思いました。最初の撮影ではガチガチでしたが、スタッフさんたちが盛り上げてくださり、すぐに楽しく撮影することができました。ただそれでも、発売されるまでは不安でした。
――大反響がありましたね。
はい、すごく評判がよくて、嬉しかったです。当初は「“25歳のツインテール”をアピールしていこうかな」と思っていたのですが、お尻でバズりました(笑) みなさん、「お尻がいいよ」と言ってくださり、「コンプレックスも長所と捉えていいんだ」と思いました。
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――今回、お気に入りのカットは?
水鉄砲ではしゃいでいる水着カットがお気に入りですし、浴衣のカットもいいなと思います。26歳なので、年相応の女性になりたいなと思い、今回は髪の毛を下したカットが多かったです。グラビアを始めたばかりのころは、表情まで気を配ることができなくて、ひとつの笑顔しかできなかったのですが、今作では、楽しんでいる笑顔から、自然体の私、大人っぽい顔まで、色んな表情をしています。
――卓上版カレンダーですが、どこに飾ってほしいですか?
みなさんが「いってきます」や「ただいま」を言えるような、玄関や靴棚の上に置いて頂けたらと思います。私のカレンダーを観て、少しでも「今日もがんばろう」と思ってもらえたら嬉しいです。
――ボディメイクはどのようにされているのですか?
グラビアを初めてすぐにコロナの時期になってしまったので、ジムに行ったりすることができていないのですが、歩いたり、家でダンスをやったりしています。イベントで披露したダンスをフル尺でやったり。
――舞台「キューティーハニー The Live~秋の文化祭~」(9月30日~10月4日)にも出演されていましたが、キューティーハニーのダンスも家でやりましたか?
踊ってました! 稽古期間が2週間しかなかったのですが、今回は緊張やプレッシャーがすごくて、家で一生懸命やっていました。製作のスタッフさんたちがキャストの体調管理や密にならないようにと徹底してくださりました。千秋楽のアンコールでは、無事に千秋楽を迎えられたことに対する安堵の気持ちもあり、泣いてしまいました。これまでは千秋楽までやることが当たり前だったのですが、コロナ禍ということで期間中に急遽中止になることもあり得る状況でした。無事に千秋楽を迎えられることが当たり前ではないのだなと思いました。
――今後、グラビアでやってみたいことは?
北海道などで雪の上で撮影してみたいです。コロナが落ち着いたら、1度も行ったことがない海外に行ってみたいです。「ハイスクール・ミュージカル」や「ウォーキング・デッド」などの世界観が好きなので、ロスとかに行ってみたい。ロデオっぽい衣装を着てみたり。
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――舞台「左ききのエレン ~横浜のバスキア篇~」(11月25日~11月29日)に岸あかり役で出演します。どんな役ですか?
大手広告代理店を舞台にしたお話なのですが、あかりちゃんはスーパーモデルで完璧に見える女の子なのです。ファッションショーで出会った主人公の光一君を好きになって、色仕掛けをしていくという役柄です(笑) 今、演出家の方と話し合いながら“色仕掛け”の稽古をしている最中で、普段の生活の中でも、“指先までエロい”といいますか、“指先まで色っぽい”しぐさを意識しています(笑)
――注目のシーンは?
舞台上で「生着替え」をする場面があります。早着替えでもあるのですが、あかりちゃんの普段とは違う活躍が見られると思います。ぜひ、注目して頂けたら嬉しいです。
――コロナを経験して、改めて感じたことは?
劇団でオンライン公演もやったのですが、やはり、舞台はお客さんあってのものなのだなと感じました。もちろん、オンライン公演も新しい試みで得ることがたくさんあったのですが、舞台は客さんの生の反応やリアクションがあって成り立つものなのだなと。コロナを経験して改めて、お客さんに生で届けることの大切さを感じました。
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――26歳ということですが、今後、やってみたいことを教えてください。
23歳でデビューしたので、まだ、制服姿の学生役をやったことがないのですね。26歳ですけど(笑)、いつか、制服を着て舞台に立ってみたいです。
――26歳の1年間はどんな年にしたいですか?
25歳の年はグラビア、バラエティ、ラジオなど色んなことにチャレンジさせて頂きました。26歳では、色んな役をこなせる女優さんを目指すとともに、チャレンジの経験を生かして、活動の幅も広げていきたいです。まだ私のことを知らない方に、私のことを知って頂ける年にしたいなと思います。
――ちなみに、水着のグラビアは何歳までやりますか?
できるまで続けていきたいなと思います。深田恭子さんも水着をずっとやっているじゃないですか。すてきだなと思います。私のラジオでのキャッチコピーが「幼少期から顔が変わらない奇跡の童顔」なのですが、友達からも「本当に顔が変わらないね」とよく言われます。このまま童顔を維持できるようにして、40歳くらいまではやっていきたいと思います(笑)