東映会長の岡田裕介さんが18日、急性大動脈解離のため逝去したと発表された。71歳だった。
東映によれば、岡田さんは同日22時58分に都内の病院で死去したとのこと。通夜・告別式は、近親者で密葬として執り行われる。お別れの会などは後日開催する予定だが、詳細は未定だという。岡田さんは『動乱』(1980年)、『華の乱』(1988年)をはじめ、数多くの作品をプロデュース。現在は、吉永小百合の主演映画『いのちの停車場』にて製作総指揮予定だったが、完成を待たずしての急逝となった。
同作主演の吉永は、「信じられないことです。お疲れが溜まっていらしたのですね。これから映画の完成まで、どうぞお力を私達に与えてください。見守ってください」とコメント。出演する西田敏行は「あまりにも急です 急過ぎます。言葉がありません。貴方がこの世に居ないなんてついこの間 撮影現場で冗談を言いあって笑ったのにもう この世に居ないんですか今どっと淋しさと喪失の思いを全身で感じています」と偲んだ。
同じく、同作に出演する松坂桃李は「あまりにも突然の報せに、まだ自分の中で気持ちの整理ができておりません。最後に関わられた『いのちの停車場』という作品をより多くのお客様にお届けすることが岡田会長の意思だと受けとめ、邁進していきたいと思います。ご冥福をお祈りいたします」とコメント。
広瀬すずは「最後にお会いしてからまだ 1 ヶ月も経っておらず、あんなにお元気だったのですごく驚いています。映画の現場も頻繁に足を運んで下さり、いろんな面白い話を沢山聞かせて下さいました。東映作品に参加させて頂けて、とても幸せでした。心よりご冥福をお祈りします」とした。