二階堂ふみは“僕にとってのミューズ”、稲垣吾郎が感謝
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同作は、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど様々なタブーに挑戦した手塚治虫による大人向けマンガ「ばるぼら」の実写化作品。稲垣は破滅していく人気小説家・美倉洋介を演じ、二階堂は謎めいた少女・ばるぼら役。手塚治虫生誕90周年を記念して初めて映画化された。
稲垣と二階堂は初共演といい、トークでは共演した感想が話題に。稲垣は、「二階堂さんはデビュー作からずっと映画を観させて頂いていて、『何だ、この女優さんは! すごいな』と思って、『いつかご一緒させて頂きたいな』とずっと思っていました」と明かした。
さらに、稲垣は、「この『ばるぼら』という作品の中でこの役を演じるのは本当に難しかったと思うのですが、二階堂さんがばるぼらとしてそのまま存在していてくれたおかげで、僕も演じることができました」と述懐。「作品の中では主人公の美倉洋介にとって、彼の才能がさらに開花していくのはばるぼらとの出会い(のおかげ)。ばるぼらがミューズだったのですが、この作品で最後まで僕が役を全うすることができたのは二階堂さんのおかげだと思いますので、この作品において、僕にとって、二階堂さんはミューズですね。本当にありがとうございました」と感謝。
稲垣の言葉を恐縮した様子で聞いていた二階堂は、「私も(稲垣が出演する)たくさんの映画を観させて頂いておりました。物心ついたときからスターで、トップで活躍されている方だったので」と告げ、「稲垣さんの持ってらっしゃる聡明さだったり、博学な部分だったりで、すごくこのキャラクターが魅力的になるだろうなと感じていました。現場で学ばせて頂くことが数多くなって、貴重な経験をさせて頂けたなと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉に。
また、稲垣に、「もし、今のように名前が知られていなかったらやってみたいことは?」との質問が飛ぶ一幕があった。稲垣は「これが(記事の)見出しになりそうですね(笑)」と笑いを誘った後、「海外とにか行って、自分のことを誰も知らない街で歩いたりすると本当に開放的な気持ちになれますよね」と実感を込めて語った。「最近はコロナの影響があって、“マスクをして、帽子を被って歩く”ということは普通になってしまっていて。逆に街でそういう格好をして歩いていても、今までだったら、『誰だ? 芸能人だろ!』みたいな感じで見られてしまうのですが」といい、「ちょっと不謹慎かもしれないのですが、今まで行けなかったお店に行けたりとか、そういうことはちょっとあります」と近況を明かした。
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