池田エライザの初監督ぶりをリリー・フランキーが絶賛!「23歳の女の子が撮ったものじゃない」 | RBB TODAY

池田エライザの初監督ぶりをリリー・フランキーが絶賛!「23歳の女の子が撮ったものじゃない」

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池田エライザ【撮影:小宮山あきの】
池田エライザ【撮影:小宮山あきの】 全 9 枚
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 池田エライザ監督、倉悠貴、リリー・フランキー、原日出子が4日、都内で行われた映画『夏、至るころ』公開初日舞台挨拶に出席した。

 池田エライザが原案・監督をつとめた同作は、10代で東京に出た池田自身のエピソードを原案に脚本化した、池田の半自伝的作品。男子高生の翔(倉)の姿を中心に、夢をもつことが難しい現代の若者の不安や葛藤、生きる力を描く。

 自身の監督デビュー作が公開に至ったことについて、池田は「感無量というか、不思議な感覚です。伝えたいことは沢山ありますが、伝えたい言葉をステキな形で映画に閉じ込めることができました」と満足げな表情。

 「ぜひ見ていただいて、自らのことを大切に考える時間をもって欲しいです。瑞々しいお芝居と熱い和太鼓を楽しんでください」と同作をアピールした。

 和太鼓を叩く役柄の主人公・翔を演じた倉は、撮影の2週間前に舞台となる福岡県田川市に合宿入りし、和太鼓を猛特訓。倉が「手が血だらけになるくらい大変でした」と当時を回顧すると、池田はそんな倉について「合宿前と後では、体つきも違っていて。方言も、その街の空気をまとっている感じがして、すごく感動しました」と太鼓判を押した。

 田川市のさまざまな料理が食卓に並ぶという同作。池田は「3世代が一緒にいるおうちなので、おばあちゃんが和食を作ったり、お母さんが洋食を作っちゃったり、というリアルな食卓にして、いろんな種類の料理がのるようにしました」と監督としてのこだわりも披露。

 リリーは、池田の監督ぶりについて「安定感のある的確な監督で、仕上がりを見ても、この安定感は23歳の女の子が撮ったものではないくらい。普段、池田監督が思っているメッセージが散りばめられていて、70歳のベテランのおじいさんが撮ったみたいな懐かしさもあった」と称賛。

 原も「本当にそうですね。迷いがなくて、俳優が演技をやりやすい現場でした。無駄な画を撮らないし、本当に優秀な映画監督」とコメント。同作で初主演を務めた倉についても、「初主演のあそこまで(監督に)魅力を引き出してもらえるっていうのは、ラッキーだと思いますね」と池田の初監督ぶりを称えていた。

 同作は、渋谷ホワイト シネクイント、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほか全国で順次公開。

《小宮山あきの》

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