撮影していてやや気になったのが、暗い部分に小さな光の点がチラチラと写り込むこと。iPhone 12 Proでも同様の現象が起こり、写真でも暗い場所に点光源の強い光が存在する場所で発生することがある。ネットでは同様の報告が多数上がっており、カメラの構造上ある程度仕方ない問題なのかもしれないが、これが解消されれば動画のクオリティはさらに上がるはずなので少々残念な点だ。
「iMomvie」アプリで編集して、HDRで書き出しが可能
HDRの美しさを維持したまま動画を編集したい場合は、iPhoneの「iMomvie」アプリを使うと簡単だ。iMomvieで編集した後、「共有」メニューのオプションで「HDR」をオンにすれば、HDR画質での書き出しが可能になる。これをAirDropでMacに送信したり、共有メニューからYouTubeにアップロードしたりすればよい。
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iPhone版のiMomvieアプリでは、動画のトリミングや再生速度の調整、BGMや字幕の追加のほか、フィルターを適用したり、クリップのつなぎ目に効果を加えたりといったことも可能なので、簡単な動画であればこれだけで編集を完結させることができる。
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そして、iPhone上で動画の編集・確認を行う場合、6.7インチの大画面ははとても有利だと感じた。撮影に加えて編集まで含めた本格的な動画用端末として考えるのであれば、iPhone 12 Pro MAXは最適な選択といえそうだ。