北川景子主演映画『ファーストラヴ』（2021年2月11日公開）のメイキング映像が公開された。
同作は、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の同名小説が原作。事件を追う公認心理師・由紀を演じた北川と、不可解な供述をくり返し翻弄する容疑者・環菜を演じた芳根京子。公開されたメイキング映像は、事件のカギを握る環菜の過去の記憶を由紀が初めて紐解く面会室シーンの撮影現場の様子と、2人が互いの印象を語るコメントを収めた内容。
ガラス1枚を隔てただけの面会室で、初めて、事件のカギを握る環菜の過去の記憶を由紀が紐解くという緊迫のシーンの撮影とあって、堤幸彦監督が丁寧に言葉と感情を共有しながらつけていく演出を受ける2人の対照的な表情や、思わず息をこぼしながら「重い...」とこぼす北川の姿から、それぞれが大きなプレッシャーと覚悟をもって臨んでいたことがうかがい知れる。
北川は撮影を振り返り、「全く初めましての女優さんではなく、芳根さんだったことはすごく良かったです。すごく体当たりで、段取りから本気で泣くし、たくさん手も足も面会室にぶつけながら毎回100パーセントでぶつかってきてくれました。だから自分も、お芝居だけどうそじゃない本当の感情が出てきました」と共に向き合い乗り越えた芳根に感謝のコメント。
一方、芳根も「以前北川さんとはご一緒させてもらっていて、だけどそんなに絡むシーンがあったわけではない......今回（共演シーンが長いことが）すごくうれしくて、爪痕を残すではないですが、こういう風に成長したんだなって思ってもらえたらいいな、というのが一つの目標だでした」と熱演を振り返っている。
なお、今回の北川・芳根のメイキング映像に続き、公式Instagramでは北川・中村倫也、北川・窪塚洋介のメイキングも公開されることが決定。中村演じる事件の真相に迫る敏腕弁護士・迦葉が由紀と環菜は似ていると示唆するシーンや、由紀の夫・我聞を演じた窪塚が料理に挑戦するシーンの撮影風景、そして北川・中村・窪塚がお互いの印象を語るコメントも収められているとのこと。
