紀平梨花が、27日放送の『全日本フィギュアスケート選手権2020』(フジテレビ系)のフリープログラムを制し、連覇を果たした。
25日のショートプログラムで首位発進した紀平は、4回転を含む新プログラムを引っ提げて最終滑走。彼女を追いかける坂本花織がプレッシャーをかける素晴らしい演技を見せたあとでも、自分のベストの滑りを見せた。
冒頭の4回転サルコウを公式戦で初めて成功させると、続くトリプルアクセルも華麗に着氷。このあとも高難度のコンビネーションを次々と成功させ、女王の貫禄を見せつけた。
演技を終えて会場から大きな拍手が湧く中、拳を突き上げ、笑顔で応えた紀平。結果は154.90点で、ショートと合わせると234.24点。連覇達成が分かった瞬間、彼女は軽くガッツポーズし、安堵の表情を浮かべた。なおこれによって紀平は、来年3月の世界選手権の代表に選出された。