映画『花束みたいな恋をした』が29日に公開となる。このほど、同作でW主演する菅田将暉と有村架純、土井裕泰監督が、26日にTOHOシネマズ六本木で行われた公開直前イベントに登壇した。
同作は、麦(菅田)と絹(有村)の21歳~26歳までの5年間の人生が描かれているが、演じる2人も共に今年27歳と歳が近い。この5年間で大人になった点やライフスタイルなどの変化を尋ねられた菅田は「お風呂上りに髪の毛を乾かすようになりました(笑)家にドライヤーもなかったし、乾かす行為に意味を感じなかったんです」と俳優らしからぬ暴露。一方の有村は「コップとかお皿とか、作家さんが作ったものだったり、小さなアイテムが増えてきました。好みとかが変わっていったんだなと思います」と好みが大人になったことを明かした。
また菅田と有村が共演した『何者』からもちょうど5年が経つが、菅田は「当時はほとんど話したことがなかったんです。変わったのか、知らなかったのか分からないですけど、よく喋る人だなって今回気づきました。好奇心旺盛で、自分が知らないものとか初めて見るものとかへの抵抗感があまりなくて、飛び込んでいける人だなと思います」と、今作で有村との距離がぐっと近くなり、新たな一面を発見したことを明かした。
最後に、菅田は同作について「恋愛自体の面白さだったり美しさを描いた作品です。結果よりも過程の楽しさ、人と人が出会う面白さなど、見てくださった人の恋愛だけじゃなく、人生にユーモアが産まれたらいいなとすごく思います。今はこんな状況ですけど、人との出会いを一緒に楽しんでいけたらなと思います」と見どころをコメント。有村は、「恋愛はきっと自分自身の気持ちを豊かにしてくれるものだと思うので、辛い恋愛だったり、幸せな恋愛だったり様々あると思いますが、この映画を観て、恋愛の醍醐味みたいなものを皆様の中で感じてもらえたら嬉しいです。二人が恋愛をしている日記のようなお話なので、ぜひ温かく見守ってくれたら嬉しいです」と呼びかけてイベントは幕を閉じた。