“欽ちゃん”こと萩本欽一が、6日放送の『欽ちゃん&香取慎吾の第98回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)の中で、番組降板をほのめかす一幕があった。
コロナ禍を受けて、史上初の無観客開催となった今大会。出場作品も、同居家族もしくは1人で行うものに限定された。そんな中、同番組に今回で30回出場してきた“常連”大塚さんが披露したのは、自身の胸毛に泡を塗ってラテアートに見立てたユーモアある作品。
合格したのち萩本は、ソーシャルディスタンスを保ちながら大塚さんに向かって「遠くにいるから言える言葉がある」と切り出すと、「大塚さん。今回でね私、この番組終わり。おしまい」と発言。大塚さんから「いえいえ、ずっとお付き合いください」と頼まれるも、「えっ?聞こえない」と言いながら、「本当に長い間ありがとう」と謝意を述べた。
突然の“辞意”発言に、檀れいや藤田ニコル、飯尾和樹といった審査員も戸惑いの表情を浮かべていたが、萩本はその理由として「大塚さんだったら言えそうなんで言っちゃった」と打ち明け、「遠くにいるから言える言葉なんだ」と、“欽ちゃん”流に告げた。
大塚さんが「欽ちゃん、ちょっとそれはないですよ」とたしなめるも、萩本は「その言葉も嬉しい」と返しながら、番組の功労者である大塚さんに「長いこと、この番組を支えてくれて、ありがとうございました」と頭を下げた。
最後は「こういう話は長くするもんじゃない」と言ってステージにいる大塚さんを帰していた萩本。結局、この発言が冗談なのか本気なのか分からないまま番組は終わったが、ネットでは「えっ どういうことですか?」「サラッと言ってるけどマジ?」「欽ちゃん辞めないで~」といった声が寄せられている。
同番組の第1回は42年前の1979年12月31日、大みそか特番としてオンエア。2002年1月1日放送の第65回から香取慎吾との共同司会となっている。ちなみに次回99回の出場者募集はすでに開始されている。