門脇麦が、19日放送の『A-Studio+』(TBS系)に出演。転機となった演出家の言葉を明かした。
2016年、高畑充希とダブル主演したミュージカル『わたしは真悟』に臨んだ門脇。それまでは「自分をストイックにもっていくことが作品の良い結果につながる」と、必要以上に追い込んでいたという。
だがこれを手がけたフランスの演出家・フィリップ・ドゥクフレから「楽しまないと良いクリエーションは生まれない」とアドバイスされる。さらには「日本人は、できないと『ごめんなさい』と言うが、それは“ナイストライ”だから『ごめんなさい』とは絶対言うな」と諭されたそう。
これによって「概念(芝居に対する向き合い方)が180度ガラッと変わった」という門脇。「(失敗も)“ナイストライ”という精神があるだけで前向きになれた。色々試すようになった」と告白。
そして演技に関しても「今までだったら『これが正解だろうな』という教科書的なものをやりがちだった」としながら、「監督が『違う』と言ったら、それはそれでいいから、ちょっとやってみようかなという(心の)余裕が生まれた」と、芝居を楽しめるようになったと話していた。