第164回芥川賞を受賞した宇佐見りんさんの小説『推し、燃ゆ』(河出書房新社)が25日の重版をもって47万部を突破。このほど、47万部突破記念のPVと著者インタビューが公開となった。
“推しを推す”人間を丹念かつ衝撃的な描写力をもって表した同作は、昨年9月の単行本発売当初からSNSを中心に話題に。その後、1月の芥川賞受賞をきっかけに世間の注目を集め、さらに2021年本屋大賞にもノミネート。“推しを推す”という2020年ならではの現象を扱った作品ということで、芥川賞受賞作の読者層としては異例とも言える10代~20代の世代を中心に反響を呼んでいる。
今回公開となった30秒のPVでは作中の印象的なフレーズを散りばめながら、イラストレーター・ダイスケリチャードさんの本書装画が映し出され、作品の魅力を凝縮させた内容となっている。90秒のスペシャルインタビュー動画では、「作品誕生の裏側」「主人公について」「作品のテーマ」について、宇佐見さんの思いが語られている。