立川志らくが、16日放送の『グッとラック!』(TBS系)で、山梨県・長崎幸太郎知事に疑問を呈した。
昨日15日の山梨県内の感染者数は2人。首都圏直結の同県でコロナの封じ込めに成功しているのが長崎知事だ。30分に1回の換気や入場者の制限、人と人との間隔を最低1メートル確保するなど県が示した「感染拡大予防ガイドライン」を満たした店に関しては、個別に休業要請を解除しているという。
さらに県下の「宿泊業」「飲食業」「ワイナリー」「酒蔵」を対象とし、30~50のチェック項目をクリアすれば県から感染症対策のお墨付きを与える「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」も取り入れるなど効果を上げている。
そんな中、同知事は「送別会、歓迎会、お花見については、山梨県の感染状況が収まっているので、是非大いに行って頂きたいと思うが、感染拡大リスクも引き続きあるので、気をつけて会を催して頂きたい」と県民に呼び掛けた。
これに加藤勝信官房長官は苦言を呈したが、逆に長崎知事は「田舎の歓送迎会、花見をダメと言っている暇があれば、是非ワクチンのスムーズな確保と配分をお願いしたい」と“皮肉”な陳情。また「“自粛せよ”という一本調子の通達は意味がない」と、経済支援もしないまま国民だけに押し付ける国への不満をあらわに。
志らくは、同知事が行っているグリーン・ゾーン認証制度について「規模や人数が違うためなかなか難しい」としながらも「東京は見習うべき」と評価。一方で知事の発言には「“是非”というふうに言うのではなく、“いつもどおり”と言っておけばいいのに」と望んだ。
続けて、「(東京などから)無症状の感染者が行って、山梨でも感染者が増えて、大事な命がもし奪われることになったらこの知事はどう責任を取るんだろう?」と疑問を投げ、「そこはやはりリーダーとしては慎重にやるべき」と訴えた。
ロンドンブーツ1号2号・田村淳は「グリーン・ゾーンが確保されているのであれば、緊急事態宣言が明けて他県の人が入ってきたとしても大丈夫だろう」としながらも、「『来てください』と過度にあおることは僕も賛同できない」と言及。一方で知事の取り組みについては「本当にすごいことだと思う」と称賛していた。