橋本聖子会長、佐々木宏氏の辞任を受け会見!「発言は大変不適切」 | RBB TODAY

橋本聖子会長、佐々木宏氏の辞任を受け会見!「発言は大変不適切」

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 東京五輪・パラリンピックの開会式の総合統括を務める佐々木宏氏が18日、辞意を表明したことを受け、東京2020組織委員会の橋本聖子会長が都内にて急きょ会見を行った。

 佐々木氏は開会式に出演予定だったタレントの渡辺直美にブタを演じさせるような演出を提案し、関係者から批判を受け、撤回に追い込まれたことが17日、文春オンラインによって報じられた。

 橋本会長は、これについて「東京2020大会の開会式のクリエイティブディレクターを務める佐々木宏氏について、一部週刊誌において、女性蔑視ととれる報道がありました。組織委員会としては、昨日から記事について事実関係の確認を進めてきたところです。記事の見出しを拝見し、私としてもショックを受けていました。不適切であり、大変遺憾と考えていたところです。ジェンダー平等の施策を進める中で、このような出来事はあってはならないことだと思います」とコメント。

 また、「佐々木氏によると、アイディアを出し、仲間内でやり取りをしていた際に、不適切な発言をしてしまったとのことでした。スタッフにライン上で謝罪をし、タレントの方に対しては大変な侮辱となる発言となり、心からお詫びを申し上げたいとのお話がありました」と説明。佐々木氏からは「昨晩、電話と謝罪文で辞意が伝えられた」といい、「佐々木氏の存在は式典を成功させることから極めて重要でしたが、昨晩の辞意から一晩明け、改めて事実の正式に辞意が表明されましたので、状況を踏まえ、佐々木氏の判断を重く受け止めたところです」と辞意を受け入れたことを報告した。

 ジェンダー平等の問題ではなく、今回は「容姿を区別すること」に対する問題ではないか、との指摘には、「容姿を笑いものにするような発言、これは大変不適切だと思っています」とコメント。開幕が4ヵ月後に迫る中で、今後の演出チームの体制については、「時間的に一から作り上げることは困難だと思う。今まで佐々木さんの体制で作り上げてきたものをベースとして、新たな体制を早急に作り上げていくことがベストだと思っている」と現時点での考えを示した。

 「問題の重大性を鑑みれば『辞任を受け入れる』のではなく、佐々木氏の意思にかかわらず『解任する』という判断もあり得たのではないのか」との指摘には、橋本会長は「佐々木氏がさまざまな思いの中で、熟慮を重ねて佐々木氏が決断したことを受け入れさせていただいた。仮定の質問なので控えさせていただきたいけれども、極めて重要性を感じながら、佐々木氏が重い判断をしたことに対しては、私は受け入れるべきと判断した次第です」と強調した。

《小宮山あきの》

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