手越祐也が24日、自身のYouTubeチャンネルを更新。被災地・福島県の復興支援で、現地の中学校の卒業式をサプライズ訪問し、子どもたちにメッセージを届ける様子を公開した。
東日本大震災が発生してから今年で10年。今月11日には福島県・郡山市で開催された東日本大震災復興イベント「福魂祭」にも出演していた手越は、少しでも多くの人に笑顔を届けたいとの思いから郡山市立安積第二中学校の卒業式へ。
動画では前日のリハーサルを行う様子から密着。卒業式に向けて準備を進める中で手越は「みんなの顔が楽しみ」と語り、「卒業式とか成人式もそうだけど、一生残るものってあるじゃん。サッカーだったら全国高校サッカー選手権、野球だったら甲子園とか、そういう舞台ができないっていうのが、一番胸が痛い。子どもの頃のそういうの一生残るじゃん。そういうイベントをできない今の時代に腹立つよね。何してくれてんのっていう。だからちょっとでもプラスになれればいいな」と語った。
そして迎えた当日。手越がサプライズで卒業式に登場すると会場からは割れんばかりの歓声と拍手が。ステージに上がり、挨拶を行った手越は「将来この卒業式が皆様のこれからの夢・希望へ向かって背中を押すような卒業式に、少しでもプラスになることを何かできるんじゃないかと思って今回卒業式に来させていただきました」と思いを明かし、「僕にとって一番大切な活動、宝物は中学3年生からずっとやっている音楽、歌というものだと思います。なので今日は心を込めて卒業される皆様のために一曲歌いたいと思いますのでゆったりと聞いてほしいと思います」と話した。
披露したのは卒業ソングの定番「3月9日」。持ち前の歌唱力と表現力をフルに使い、感情たっぷりに歌い上げ、卒業生を祝福した。その後、手越は「ゆっくり自分のやりたいこと、夢を見つけて、その夢に向かって、ひたすらまっすぐな心で、感謝を忘れずに突き進んでいけば、絶対に夢はかなうと思います。僕も遠く離れたところからではありますが、皆様の将来が美しくきれいな素敵なものになるように心から応援しています」とエールの言葉を贈った。
動画を見たファンからは「素敵な動画をありがとう」「行動力!尊敬します」「卒業生じゃないのに、この動画で自分まで励まされる」「手越くんじゃないとできないこと、これからもいっぱいやっていって欲しい」「感動しました」などコメントが多数寄せられている。