黒柳徹子、「徹子の部屋」終了後は「政治記者になりたい」 | RBB TODAY

黒柳徹子、「徹子の部屋」終了後は「政治記者になりたい」

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黒柳徹子(C)田川優太郎
黒柳徹子(C)田川優太郎 全 3 枚
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 女優の黒柳徹子が30日、自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」(1981年)の「刊行40周年記念オンライン記者会見」を開催した。

 今年3月に刊行40周年を迎えた「窓ぎわのトットちゃん」は、1年生のときに小学校を退学になってしまった「トットちゃん」が東京・自由が丘にあったトモエ学園に通いはじめるエピソードから、東京大空襲で学園が燃え落ち、トットちゃんが疎開先へ向かう場面までを描いたもの。国内で800万部以上、全世界でシリーズ累計2371万部のベストセラーとなり、今なお、愛され続けている。

 黒柳は「もう40年も経ったのだなと思って、びっくりしてしまいます」と感慨深そうに言葉にした。「私が実際に小学校に通っていたころのお話を書いたものです。私にとっては本当に忘れられない小学校時代です」と告げ、「トモエの思い出なくしては、私の人生はお話できないくらいです」などと続けた。

 今年8月に88歳になる黒柳だが、本の中で「100歳まで働きたい」と記しているそう。「興味があること、今後やってみたいこと」を尋ねられると、「90歳、91歳くらいで『徹子の部屋』が50年。それで終わるだろうと思うのですが、50年でもし終わったらそこから政治の勉強をして、政治記者になりたいなと思っています。『総理! 総理!」って、私が色んなことをお伺いしたら、100歳の人間が総理大臣に何かを伺っていることになるのですが、きっと何か答えてくださるだろうと思って」と声を弾ませた。

 同作は、中国では、日本の本としては唯一の指定図書になっているといい、日本を超える1000万部以上の発行部数を記録している。黒柳は「今、中国の方がとっても(たくさん)、『トットちゃん』を読んでくださっていると聞いているのですが、どういうところが面白いのか。これだけ文化が違う。でも、日本は中国から色んなことを“お習い”した国で、大事な国です。その方たちが『トットちゃん』のことを好きと言ってくださるのですが、どういうところが面白いのか、私は分からないのです。だから、知りたいなと思っています。いつか、“なぜ、『トットちゃん』がいいのか”を書いてくださる方がいれば」と期待に胸を膨らませた。

《竹内みちまろ》

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