4月4日18時からは、『世界遺産』~放送25周年スペシャル「空から見る京都 四季の絶景」~(TBS系)が放送される。
「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」は、1994年に17の構成資産で世界遺産に登録された。今回は、そのうちの10件の寺社・城郭を1年がかりで、ヘリコプター空撮・ドローン撮影をメインに撮影。これまで、京都ではドローン撮影の許可が下りない所も多かったが、粘り強い交渉の結果、今回は特別に許可を得て、さまざまな名所をドローンで撮影。滅多に見られない京都の姿が紹介される。
特別な許可のもとテレビ初のドローン撮影が行われたのが、嵯峨嵐山にある天龍寺。夢窓疎石が作った曹源池庭園は、嵐山や亀山を取り込んだ借景式庭園の傑作として有名。特に秋の嵐山を借景とした庭は、紅葉に染まり、空から見ると一層美しく、庭園の造りもよく分かる。また龍安寺の名高い石庭・方丈庭園も特別に許可を得て、テレビ初のドローン撮影。約75坪の白砂に大小15の石が配置。極端に抽象化された謎の多い庭だ。
さらに、昨年12月に13年がかりの「平成の大改修」を終えた清水寺も、改修後としてはテレビ初となるドローン撮影をすることに成功。面積およそ200平方メートル、檜の床板166枚を張り替え蘇った「清水の舞台」の全容が紹介される。