新人女優の登竜門と言われ、これまで中条あやみ、川口春奈、綾瀬はるからを輩出してきた大塚製薬「ポカリスエット」のCM。このたび、2021年の新CM「でも君が見えた」篇のヒロインが中島セナに決定。本日9日から放映がスタートする。
中島は東京都出身の15歳。2017年にデビューして以降、モデルとしてさまざまな雑誌で活躍。2018年に稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾が出演するオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」にヒロイン役で抜てきされ、女優デビューを果たした。
新CMでは中島がCGなしで85メートルの動く舞台セットを疾走。ポカリスエットらしさを“風”で表現し、「勇気を出して、自分の道を進んだら『逆風』が『追い風』に変わる」というメッセージがCMに込められている。
ヒロイン抜てきに中島は「最初はびっくりしたんですけど、撮影するにあたってだんだんと自分がやるってことを意識するようになりました」とコメント。大規模なセットには驚いたと語り、「色合いもすごく綺麗で、走ることの達成感がセットと合わさっているのがいいなと思いました」「スタッフさんやエキストラの皆さん、私といっしょに頑 張っているので、自分のやることをやらなきゃ、と感じていました」と振り返った。自身の将来については「まだ具体的には考えていないんですけど、ちょっとずつでも成長できたらいいなと思っています」と話した。
柳沢翔監督は現場での中島の印象について「撮影中に表情がどんどん変わっていった」「CMの冒頭と最後で表情が全く違う」とコメント。2日間にわたる撮影で中島が覚醒していったと語り、「狙っては、もう撮れないですね。コンテを描いていた時の数百倍くらい、全然違うものになりました。本当にセナちゃんがヒロインで良かった」と絶賛した。